Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

対中外交ボイコット問題・垂(たるみ)大使の信念に注目する

2021-12-04 00:34:41 | 国際・政治

我国でも感染者が認められた コロナ感染症の新顔、オミクロン変異型の対応を巡り 岸田政権がブレているのはご存じだろう。当初 全外国からの対日入国原則停止は良かったが、在外邦人の帰国まで止めてしまい その関連の我国向け航空予約の全停止要請に対しては「当然保護すべき我国同胞を見捨てる事に繋がる。憲法違反も疑われる」との批判が大きく起こり、結果見直しに至った様だ。我国向け航空予約は 先程から再開された様だが、岸田政権の「本当の慎重さを欠く慎重姿勢」は、速やかな見直しを願いたく思う。

本題です。来年初の北京冬季五輪及び障碍五輪を控えた所へ 中国大陸・中共政府の元高官と五輪選手の不適切な人間関係疑惑が依然巷を賑わせ続けているのも又既報だが、その他にも同国内少数民族らへの人権抑圧疑惑から、欧米メインで前述大会への外交使節を送らない「外交ボイコット」の可能性が依然付き纏っている様だ。拙的には当然我国もこの動きに倣うべきと心得るが、与党内にも媚中勢力が相当数存在する事を考えると微妙さも感じる所。が、現駐中大使は中々に骨のある人物とかで、或いは外交ボイコットへの希望もあるかも知れない。以下 昨日付のネット記事・ZAKZAKを引用して、みて参りたい。

「『中国当局が警戒する男』真正面から言い返す 垂 秀夫・駐中大使  安倍発言の反発一蹴 人脈と情報収集能力に定評 京大時代はラガーメン」

垂 秀夫(たるみ・ひでお) 駐中国大使が、毅然とした姿勢を示した。安倍晋三・元首相が、台湾のシンクタンク主催のオンライン講演で「『台湾有事』は『日米同盟の有事』だ」などと発言したことに中国(大陸) 外務省が反発してきたが、垂氏は真正面から言い返したという。

林 芳正外相は「政界屈指の親中派」とされるが、現場は踏ん張っているようだ。

「日本国内にこうした考え方があることは、中国として理解する必要がある。中国側の一方的な主張については受け入れられない」垂氏は、こう言いきったという。

安倍氏は 12/1のオンライン講演で「『台湾有事』は『日本有事』だ。すなわち『日米同盟の有事』でもある。この認識を、習 近平(しー・じんぴん) 国家主席は断じて見誤るべきではない」などと発言した。

中国(大陸) が軍事的覇権拡大を進めるなか、日本や米国などの自由主義諸国は 同様の問題意識を抱えており、安倍氏の発言は当然だ。

これに対し、中国の華 春瑩(ほあ・ちゅんいん) 外務次官補が 12/1夜「公然と中国の主権を挑発し、強硬に『台湾独立』勢力を後押しした」「極めて誤った言論で、中国(大陸) の内政に乱暴に干渉した」などと抗議してきた際、垂氏は冒頭のように反論したという。

垂氏は 京都大学在学中はラガーメンとして鳴らし、1985=昭和 60年に外務省に入省した。いわゆる「チャイナ・スクール(中国語研修組)」で、中国・モンゴル課長や駐中国大使などを歴任した。

中国での人脈の広さと情報収集能力の高さに定評があり「中国当局が警戒する男」と言われた。2020=令和 2年 9月に駐中国大使に起用されたが、当初は中国側が人事に同意しない見方も出たほどだった。

今回の 垂氏の姿勢をどう見るか。

京都大学の先輩にあたる 福井大学の島田洋一教授は「駐中国大使に起用される前から 何度か話を聞く機会があり、垂氏はチャイナ・スクールの中でも 特に中国共産党に毅然とした態度をとる人物だった。一方で、中国(大陸) 側に人事承認を得るためか 一時期発言がトーン・ダウンしたように感じたが、今回の発言は 本来の主張に近く、安心した」と語った。(引用ここまで)

前掲記事が事実とすれば「まだまだ我国外務省も、捨てたものじゃない」という事になる。正直相手は悪い。自国向けの批判は「内政干渉」を盾に大反発の一方、日本国憲法改正など我国の内政問題には 露骨に口出ししてくる中国大陸だが、垂大使の勇気と信念に注目すると共に、もし欧米が北京五輪に関連しての外交ボイコットに踏み切る事あれば、こちらも勇気を持って伍し得る様 尽力を願えればとも思う者だ。今回画像は 初冬を迎えた当地名古屋市中心部近く、金山公園の近影を。手前の JR中央線を行く 諸事でも随分世話になった、旧国鉄からの履歴を誇る 211系近郊型直流電車も世代交代の波を受け 近い将来の退役が決まった模様。遅れましたが、以下に関連記事をリンク致します。(私的憂国の書様) 中共に物言う垂駐中共大使とWTA、おもねるIOC、何も言わない岸田内閣 - 政治 (fc2.com)

コメント (4)
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