今日、党分裂が決定的な福島社民党首と枝野立憲民主代表による党首会談が持たれた様だ。社民所属・国会議員の大半が立憲民主への合流と相成った事に対する 枝野代表からの謝意が示され、統一会派につき引き続きの協議と 菅(すが)自公政権打倒へ向けた連携などが確認された由。本当にまぁ「懲りない面々」だと拙的には思う。
国民市民の視点からは、昔日から相も変らぬ日共まがいの「革命的思考」。露骨な暴力を表にしないだけの話であって、半世紀以上前と些かも変わらぬ学生運動的「浅い変革」の姿勢は閉口ものだ。所詮はどちらも旧社会党の系譜とあっては、改めよという方が無理かもだが、こんな事では国民的支持を得る事など永遠に叶わないだろう。
本題です。我国と大韓民国の間には 種々と芳しからぬ問題があるのは承知している。島根・竹島領有の件、所謂慰安婦、所謂徴用工、そして旭日旗を韓国内はおろか、我国内外でも掲げるなとの 内政干渉レベルの圧力などなど。それらの諸問題程のインパクトはないかもだが、これも看過できない日本海の呼称問題があるのはご存知だろう。中世以来の「日本海」国際呼称に韓国内で定着の「東海(とんへ)」を(とりあえず)併記せよとの要求だ。勿論これは、後々併記レベルでは済まない意図が含まれるのだが、これにつき 某ネット記事を引用して、少しみて参りたい。
「(独自)海図の『日本海』表記継続へ・・国際機関指針 韓国要求の『東海』併記なし」
韓国が日本海の呼称に「東海(とんへ)」の併記などを求めている問題について、国際水路機関 IHOの総会は 11/17未明、日本海と単独表記する指針の継続を暫定承認した。各海域を名称でなく、数字で表記するデジタル版の海図を新たに作成する方針も 併せて暫定承認とした。
日本政府関係者が明らかにした。オンライン形式による総会は 11/16~18の日程で開催され、IHOの事務局長案として 日本海単独表記の指針継続とデジタル版海図の作成が提案された。総会は出席国による全会一致が原則で、日本政府関係者によると、韓国を含め 加盟国から明確な反対は出なかった。IHOが総会の報告書を月内にまとめ、正式に承認される。
IHOは各国が公式の海図を作成する際に参考にする指針「大洋と海の境界」を作成している。指針には各海域の名称が記載されており、日本海の海域は 1928=昭和 3年の初版から現行版の第 3版 (1953=昭和 28年作成)まで「Japan Sea」と記され、日本海単独表記の根拠の一つとなっている。(引用ここまで)
まずは、国際水路機関 IHOの指針が 我国の正当な所見に沿う形で示された事は歓迎したい。ただ、ここで安心するのは早計かも知れない。IHOの指針はまだ暫定承認であり、正式なそれではない。ここまで 大韓民国から明確な反対がなかったとはいえ、真の意味での同意ではないかも知れないからだ。
広く知られている様に、同国が強く国際機関などにその主張をアピールして自国に有利な決め事に変容させんとする、所謂「ロビー活動」の挙に出、結果として暫定承認がひっくり返される可能性もゼロとは言えない。やはりここは 我々国民市民も強い関心を持って、IHOが暫定承認を正式化の決定を行うまで 強く注視すべきではないのか。万が一にも、世界史に基づく暫定承認が覆されたり 大きく変更されたりする様なら、国民レベルで「それは違う!」と大声で主張しなければならぬものと心得る者だが。
世界史的にも、日本海は遠く 17世紀から国際社会に認知されてきた。歴史の積み重ね度が違うのだ。対する「東海」は アジア圏の一部諸国が用いてはいるが、それは主に自国の東側に広がる海に対するローカルな呼称であり、世界レベルでの改称を迫るものではない。
大韓民国の「東海」併記要求は 1992=平成 4年以降顕在化した「後付け的」主張で、将来的には「日本海」の呼称を廃させて「東海」に一本化しようとの強引な意図が底流にある様だともいわれる。これは一種の「歴史歪曲」とも言え、日本及び日本人として 決して認めるべきではないと心得るがどうだろう。今回も「思い出画像」になるが、数年前まで関西と東北・北海道南を結んだ夜行特急「日本海」JR大阪駅にて出発準備の様子を。以下に、関連記事をリンク致します。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%B5%B7%E5%91%BC%E7%A7%B0%E5%95%8F%E9%A1%8C