Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

昨日の香港問題➡駆け込み収監ではないのか?

2020-11-24 22:22:15 | 国際・政治

中国大陸・王毅(わん・いー)外相が急遽来日との報を聞いた。中国大陸側からの要請によったとか。我国の茂木外相との諸問題についての意見交換。この中で、ヒートの度を高める沖縄・尖閣海域の問題で踏み込んだ議論があったかは不明。明日は菅(すが)総理との会談が予定される由だが、やはり収まらぬ感染症リスクの下で、オンラインでもできそうな外相会談を対面で行う辺りには、何か意味深な意図がある事と思う。関係各位は もうご承知とは思うが、どうか先方のペースに嵌らぬ様用心の上 諸事に当たって頂きたい。

国内では、安倍前総理期に行われ 一時物議を醸した「桜を見る会」関連についての新証拠が出たとかで、これを受けて東京地方検察庁が立件の可否を含め捜査中。確かに 2013=平成 25年以降の政治資金規正法に基づく報告書記載が抜けているなど 安倍前総理の側に不足があった所はゼロではないだろうが、今はとに角東京地検の捜査待ち。安倍前総理の事務所側は捜査に全面協力する旨を表しており、今は静かに捜査進展を見守るべきと心得る。又 追及に臨む特定野党や左傾メディアらの側が、決して「絶対の正義勢力」ではない所にも よく留意したいものだ。

本題です。外相来日中である事は分かるが、それにしても中国大陸の 対香港や対辺境地方などの人権政策の高圧さは眉をひそめざるを得ないものがある様だ。以下、某ネット記事を引用して 少しみて参りたい。

「香港民主派の三氏収監。デモ扇動他の罪認める」

香港の対政府抗議デモを巡って起訴された民主派活動家の黄 之鋒(ジョシュア・ウォン)、周 庭(アグネス・チョウ)、林 朗彦(アイヴァン・ラム)三氏の裁判が 11/23、香港の裁判所で開かれ、三氏は起訴内容を認め、収監された。

三人は 昨夏に香港の警察本部がデモ隊に包囲された一件を巡り起訴されており、黄氏は違法集会の扇動と企画について、林氏は扇動について、周氏はデモを扇動し参加したことについて、それぞれ起訴内容を認めた。

これらの罪状は、有罪なら最高で禁固 5年に相当するが、裁判が行われている裁判法院(簡易裁判所)が科すことのできる刑の上限は禁固 3年と定められている。

裁判開始を前に黄氏は「私たち三人は すべての罪状を認めることに決めた」「きょう このまま収監されても驚かない」と報道陣に述べ「自由のために闘い続ける・・今は中国(大陸)政府にこびへつらい、降伏する時ではない」とコメント。林氏は「悔いはない」と述べていた。

黄氏は 法廷から連れ出される際に「持ち応えよう。(刑務所の)外に居続ける方が厳しいことは分かっている」「加油(頑張れ)!」と大声で呼びかけた。周氏は以前から、刑の軽減を見込んで罪を認める意向を示していた。黄氏と林氏は、当初法廷で争う姿勢をみせていたが、裁判開始時に戦略を変え、起訴内容を認める方向に転じていた。(引用ここまで)

昨夏の、香港中心部のデモ行動の凄まじさが 昨日の事の様に思い出される所だ。確かに現地警察本部を包囲してのデモ行動は 相当のリスクを伴うのは事実で、治安の必要から公安当局が一定程度動かざるを得ないのは分かる。しかし それを踏まえた上で、香港返還に際しての中英共同宣言にて 現地住民に一定でも民主的自由を認めたからには、それが確と尊重されるべきも事実で、法的根拠があるとはいえ 前述三氏の収監が本当に適切かどうかは疑問符がつく事だろう。

香港、そしてその背後にある中国大陸・中共政府が収監を急いだのは、拙邪推が許されるなら それは恐らく米合衆国の、大統領選が絡む混迷の政局が関係している様な気がする所だ。

米国次期大統領選は J・バイデン前副大統領の勝利が確実視され、所属の民主党政権に移行するだろう事が予測される。米民主党は 伝統的に国境を越えた人権政策に注力しており、この所はバイデン候補が大統領就任となっても不変だろう。対する中国大陸は、香港以外にもチベット、ウィグル両辺境地方の少数民族弾圧などの人権問題を複数抱えており、バイデン米政権成立の折には 相当厳しい指弾がなされる事だろう。

前述の 香港の若手活動家三氏の早めの収監は、こうした問題に余り言及しないトランプ現政権の間に実行してしまおうとの、云わば「駆け込み措置」の印象が付き纏う。表向きは一応法に則った形ではあるし、米新政権から批判でもされれば「それは内政問題」として突っぱねる事もできはするだろうから。

ただ こうした問題はこれからも噴出しそうだし、欧米に加え アジア太平洋圏が批判の側に回れば、中国大陸は 少なくとも人権問題では孤立化という事態もあり得る。王外相の今回来日は、感染症とそれに伴う経済ダメージ修復への道づくりの理由もそれはあろうが、もう一方では やはりこうした人権問題につき、我国の厳しい視線をなるべくかわしたい意図も 拙者には透けて見える様に思う。今回画像は 前回誤って途中に挿入してしまった、もうすぐ引退する名古屋鉄道の特急列車 1700系編成の様子を。半世紀もの歴史を重ねた長寿車も擁した一方で、運転方針の失策から まだ十分耐用年数を残しながら早々に姿を消す例もある。我々愛好者は、一つの「大いなる失敗」として、この不運な編成を見送るべきかも知れません。以下に、関連記事をリンク致します。(私的憂国の書様) 中共による人権弾圧と領土拡張主義に、政府も民間も抗議の声を | 私的憂国の書 (fc2.com)

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