Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

続・成果主義は絶対の正義か?

2006-01-25 22:54:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!先日の続きです。
今月の後半、メディアを賑わせ続けるIT関連企業、ライブドアの一件は、遂に一昨日、堀江貴文前社長以下、最高幹部計4名の逮捕と言う大きな山場を迎えています。
逮捕容疑は証券取引法違反。同社の業績や、企業買収に関する情報に虚偽があったと言われる事で、刑事責任を問われるに至った様です。
一連の報道より私が感じた事は、やはり逮捕された最高幹部達は倫理観が不足し、自らの使命の正道を誤ったのではないかと言う事でしょう。
堀江前社長は、思えば大志の人だったのは事実です。
インター・ネットと言うこれからの世界的通信手段に大いなる可能性を感じ、世界の人々にとり有益な通信、及びサービス事業を追求して行きたい、と言うのが本来の志だったのではと思います。ただ、少しでも早く自らの会社を世界的規模にしたいとの焦りがあったのも事実でしょう。
その為に、色んな株取引の手段を駆使して企業の買収や、自らの傘下に収める行動を活発に行った、とここまでは良かったのですが、法令に反しても多分良いのでは、と思い込んでしまったのは、やはり大いなる誤算だったのでしょう。
今後は、相応の重い責任を問われる事となりますが、このまま終わるのか、あるいは責任を果たして捲土重来を期すのか、興味を持って見守りたい所です。
所で、ライブドア最高幹部と同じく、自社の利益の行き過ぎた追求の為に倫理を逸脱し、法令に触れ、多くの方々を危険に陥れる結果を招いたのが、昨秋以来問題になっている建築偽装事件でしょう。
耐震構造を偽った元設計士、建設会社、そして住宅販売会社や経営コンサルタント組織共々、やはりライブドアの様に、業績を最優先する余り、倫理観や安全意識が疎かになった感は強いです。そしてそれら企業を倫理欠如=モラル・ハザードの状態に追い込んだのが、成果主義の行き過ぎであると、私は見ています。
健全な形にて「努力、尽力すれば報われる」なら良いけれど、「利益と言う目標の為には手段を選ばない」悪しき姿勢は断じて許容してはならないと思います。
建築偽装の一件は、何かあれば居住者の命にも関わりかねないだけに、あるいはライブドア事件以上に悪質と見て良いのではないでしょうか。*(注意)*
コメント
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