Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

焼き肉店死亡中毒事故より見えたもの

2011-05-05 23:10:56 | ニュース

コナサン、ミンバンワ!2011=平成23年5月も、拙ブログを宜しくお願い致します。

先日来、東日本大震災に次いで我国社会を不安に陥れている、首都圏と北陸に店舗展開する焼き肉チェーン店にて生じた、生肉料理に絡む食中毒事故は、遂に本日現在犠牲4名を数える重大事態へと発展した。この内2名が幼児であり、折しも次代を担う子供達の心身の健全な成長を祈る国民の祝日「こどもの日」でもあっただけに、本当に遺憾な所であります。この事故の主因は、やはり販売したチェーン店の、食肉の安全処理に等閑な所があった事によるものであり、犠牲各位のご冥福をお祈りし、又数十名を超える発症各位にもお見舞いと、速やかなご回復を望むと共に、事故を生じた店側、そして関わった可能性を指摘される仕入れ元共々、誠意を以て責任問題を避けない様願いたいものである。他店に比べ、異常に安い価格設定が人気の反面、安全面の低下に繋がった所もある様で、そうした事共への検証も必要。又、食肉の販売管理に罰則を設けなかったなど、厳正な対応を行わなかった厚生労働省の姿勢も問われるべきだろう。

こうした事共の一方で、我々食す側の消費者にも、やはり油断がなかったと言えば嘘になるのではないか。ここ暫く、生肉料理に関しての大きな事故や問題がなかった為に、本当は好ましいとは言えない生食に、以前はあった用心や警戒心が希薄になっていた所はなかっただろうか?拙幼少の頃などは、まだ社会の衛生レベルが現在程高くなかった事もあって、学校にて、回虫を初めとする寄生虫感染についての注意が良く通達されていたし、獣肉の生食は、条虫などの寄生を招き易いとして、極力避けるべきとの教育がなされていた様に思う。魚類でさえ、鮭とか淡水魚の多くは、生食を避けるべきと教えられていた記憶があり、その為俺は、今でも生食する品を、できるだけ絞り込んで安全を期す様にしている次第である。

今回の事故を拝見していると、どうもそうした肉の生食に対するリスクへの抵抗が稀薄になっている様子が見えて仕方がない。特に、大人でもリスクの高いユッケなどの生肉料理を、年端も行かない幼児にそのまま与えるのは如何なものか。料理を提供する店側にも、それを注文して何の吟味もせず、そのまま子供に与える客側にも、共通しているのは、次代の担い手たる子供達の命と健康を軽く見ていやしないかと言う印象だ。これは、福島県にて原子力発電所事故を生じた、某電力会社にもほぼそのまま当てはまる事共だろう。

報道や、宣伝をするコマーシャル・メディアの不良姿勢にも困ったものだ。子供達の命の危険や健康を大きく損ねる恐れのある所に目をつぶり、ただ営利だけを視野に入れた様な狭量な不良姿勢も、又糾されるべきだろう。今回の中毒事故の背景には、浅薄で無責任ななメディアの招いた低レベルなグルメ・ブームの存在がある事も事実ではないのか。

006

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「全列車弱冷」でいいじゃないか | トップ | 焼き肉店死亡中毒事故より見... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ニュース」カテゴリの最新記事