生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

ことばの旨(うま)み (その1)

2006-06-19 17:54:39 | 日記

昨日午後から今日にかけて児童文学者協会支部(北関東)の研修会に参加しました。場所は土浦の国民宿舎水郷で、家からは車で10分ほどのところです。写真は宿舎の庭から撮った霞ヶ浦です。

昨日は教会学校奉仕をお休みして、8時半からの第Ⅰ礼拝(めぐみ教会では午前に同じ内容で3回の礼拝があります)に出席してから出かけました。
 前日まで連日行事が続いており、わたしにとってハードスケジュールでしたが、体調が整えられ、元気で帰って来ました。
 
今回の研修会のテーマは「ノンフィクションについて」で、児童文学者協会理事の本木洋子さんがお話をしてくださいました。わたしはノンフィクションを書いたことがありませんし、今後書く予定もないので、あまり期待していなかったのですが、大切なことをたくさん教えていただき、とても勉強になりました。フィクションの作品を書くのにも共通したことが多くありました。本木さんが語られた「ことばの旨(うま)み」ということがいちばん心に残りました。(詳しくは後日紹介します)
 
今回は群馬、栃木、埼玉、茨城の各支部から計16名の参加でした。群馬から参加された伝承語り部のYさんと親しくさせていただけたことが嬉しかったです。皆がサッカーを見にロビーに行っている間、部屋でお話しして、すっかり意気投合してしまったのです。

Yさんは、子どものころ、新潟でおばあちゃんから語って聞かせてもらったお話を全部覚えておられ(その数は3桁にもなるそうです)それを小学校や色々なところで語っているそうです。その記憶力にも驚きますが、方言を交え、何のかざりけもなく、隣に座っている人に話しかけるように語る語り口は、まさに質の高い芸術です。

夕食後に皆の前で2つの話しをして下さり、その後、わたしにだけ
日本版「ヘンゼルとグレーテル」という物語を語って下さいました。(グリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」の日本版があったことを初めて知りました)こんな間近で聞かせていただいているわたしは、何と幸せ者だろうと思いました。
小さいころ祖母から聞いた昔話が思い出され、心が温かくなりました。


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