生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

病めるときも

2012-09-08 20:49:33 | 日記
今日は教会のK先生の結婚式でした。参列者は500人以上いたのでしょうか。礼拝堂は席が足りなくなるほどでした。

結婚式の誓約で「その健やかなる時も病める時も、富む時も、貧しき時も、いのちの日の限り彼女(彼)を誠実に愛することを約束しますか」という箇所がありますね。わたしは、この部分が好きです。

結婚当初はふたりとも健康で経済的にも困るほどではなく、将来の明るい夢を抱いていたとしても、何年か経ってどちらかが病気になる、あるいは災害にあったり、仕事を失ったりして経済的に大変になるなど予想もしなかった出来事が起こることがあります。
それでも相手を最初の愛と変わらずに愛することは案外難しいのではないでしょうか。

神様抜きでの「愛」は、自分勝手な愛です。また、周りの状況に左右されます。状況がよいときは愛せるけれど、状況が変わると愛せなくなります。

三浦綾子の「病める時も」という小説があります。結婚相手が精神の病を患ってしまうのですが、主人公の明子は結婚式で誓約したことに対して最後まで忠実であろうとします。
結婚とは結婚後に起こるすべての出来事、それがよい事であっても悪い事であってもすべてを受け止める覚悟の上に成り立つものであることを読者に語りかけています。

K先生とA子さんの経歴や出会いについて、プロポーズのときのことなど、司式をされたS牧師がユーモアを交えて紹介してくださいました。(プロポーズのときのスカイプでの会話をS牧師が創作されて大爆笑でした)

その中でK先生とA子さんの信仰者としての誠実な生き方が伝わってきました。祝福を心からお祈りします。



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