生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

群馬の旅(2)

2018-06-07 16:36:28 | 日記
富岡製糸場を見学してから水上の宿で温泉につかりました。
翌日はSLに乗るのですが、16時近くの発車だというので、水上の町を散策しようと計画していました。
バス停に行くと、谷川岳ロープウェイ乗り場行きのバスが止まっていました。すぐにでも発車するというので、「乗りましょうよ」と言って、どれぐらい時間がかかるのか確かめもせずに乗り込みました。

今回の旅行はすべて夫任せで、地図も見ていなかったわたしは、水上から谷川岳の方へ行けるとは思っていませんでした。


30分ほどでロープウェイの乗り場に着きました。



驚いたのは、重なり合う緑の山の奥に雪渓が見えたことです。



ロープウェイは快適でした。ゆっくりと登っていきます。


雪が触れるほど近くにありました。

終点で降りると、リフトが動いていたので、それにも乗りました。
ふと、御嶽山の噴火を思い出しました。今、急に噴火したらどうしよう。何も遮ることのできないリフトに乗っているとき噴石が飛んで来たら……。
100パーセント安全な火山はないのですから。



谷川岳から戻って昼食をとり、水上駅に向かうとSLが汽笛を鳴らしてやってきました。孫に読んであげている「きかんしゃやえもん(阿川弘之作)」を思い出しました。
(やえもんは、おじいさんの汽車なので)
『あしや せなかが いたいので えきを でるときは、「ひゃあ!」とひとこえ
ひめいをあげました。』

という文を読むと、4歳のナルクンが「ゆこちゃんも足や背中が痛いの?」
と言ったのです。わたしのことを年寄りだと認識しているのですね。
「痛いのよ。ひゃあ!」と言って笑いました。
終点の高崎駅から2回乗り換えて土浦に向かいました。天気も最高で、良い旅ができたことを感謝しました。

                      おわり

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。