昨日は教会のT長老の葬儀でした。肺炎で入院しておられたので祈っていましたが、それほど容態が悪いとは思いませんでした。16日に召されました。亡き父と同じ83歳でした。
T長老は2年前まではお元気で、勢力的にいろいろなことをされていました。勉強家で本をたくさん読んでおられました。わたしが忙しくて本を読む暇がないと言うと、「寝る時間を削れば読書ができる」と言われてしまいました。実際T長老は寝る時間を削って読書されていたのです。
夜読書をすると、すぐ眠りに引き込まれ睡眠時間が増えてしまうわたしとは大違いです。
T長老のことで、印象に残っていることは、葬儀の中で牧師先生も話されましたが、コイノニアのことです。コイノニアとは、土浦めぐみ教会と韓国大方(デバン)教会との交流のことをいいます。10年ぐらい前から交流が始まりましたが、最初のころは、かつての悲しい歴史のゆえに韓国の教会の方々はウエルカムという感じではなかったそうです。
大方教会の方が来日されたとき、T長老が歴史を調べ、戦争中日本が韓国にしてきたことを話し、心から謝罪したそうです。大方教会の方々は日本人からこのような謝罪の言葉を聞くのは初めてだと感動し、キリストの愛をもって赦してくださいました。
その後、大方教会で千人もの人たちの前でT長老が話をされ、平和が生まれたのです。
日本を恨み、日本人に敵意を抱いている人が大勢いる中で語るのには勇気が必要ですね。わたしだったら、恐ろしくてとても語れません。
神様だけを畏れ、人の評価を恐れないT長老だからこそできたことなのだと改めて尊敬しました。
I長老が故人の思い出を話されたあと、
Ⅱテモテ 4:7「 私は勇敢に戦い、走るべき道のりを走り終え、信仰を守り通しました。」のみことばを読みながら嗚咽していました。まさにT長老は 走るべき道のりを走り終えたのだと思いました。
T長老ともっとお話ししたかったのに・・・・・・と、寂しさを感じながらも、天国での再会を待ち望んでいます。
最後にT長老の好きだった聖書の言葉を紹介します。
もしイエスを死者の中からよみがえらせた方の御霊が、あなたがたのうちの住んでおられるなら、キリスト・イエスを死者の中からよみがえらせた方は、あなたがたのうちに住んでおられる御霊によって、あなたがたの死ぬべきからだをも生かしてくださるのです。 ローマ人への手紙8:11