沖縄旅行でわたしがいちばん感激した場所は玉泉洞(ぎょくせんどう)でした。玉泉洞は、おきなわワールドの中にあります。長さ4500メートル(公開されているのは890メートル)で、日本の洞窟では第7位だそうです。
東洋一の広さ・高さを誇ると言われる「東洋一洞」、約2万本の鋭い鍾乳石が下がっている「槍【やり】天井」や「龍神の池」、リムストーンダム(かぼちゃ石)と呼ばれ、日本最大を誇る「黄金の盃」、板状の鍾乳石が重なってできた「絞り幕」などがありました。
何10万年もかけてできた洞窟です。発見される前までは、暗闇の中でした。神様はなぜこのような芸術的な美しさをもつ洞窟を造られたのだろうか……など考えながら見学しました。
わたしは、鍾乳洞が大好きで、(宇宙と海底も好きですが)以前「地底国の冒険」という長編小説を書きました。地底の描写をするために、岩手県の龍泉洞にまで行きました。龍泉洞は地底湖が素晴らしかったですが、玉泉洞では鍾乳石の美しさに魅せられました。
入口が海中にある青の洞窟にも行きたかったのですが、ツアーになかったので断念……。
「地底国の冒険」を推敲し直してみたくなりました。でも、完成させても200枚くらいの小説なのでブログで連載できません。本になるあてもないし……誰にも読んでもらえないと思うと気力が萎えてきてしまいます。
誰にも見られない未発見の洞窟のような作品がたくさんあります。
洞窟を出ると、エイサーの踊りもやっていましたが、バスの集合時間に追われ、急いで駐車場にかけつけました。
つづく