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独立型社会福祉士事務所を続け、地域&在宅医療の重要性を訴え、あきらめず!岩手県の医師充足度ワーストワン汚名を返上したい!

元福祉施設職員の詐欺事件(福島県いわき市)!

2007-02-07 09:22:16 | 成年後見(人)関係の事件簿
「毘沙門まつり全国泣き相撲大会20周年記念大会」5月3日から3日間。花巻市東和町にて!

相談受け…「自分が預かる」2000万詐欺
元社会福祉施設職員
 いわき市内の無職女性(80)方から昨年12月、額面30万円の定額郵便貯金証書1通を盗んだとして起訴された同市錦町上中田、元社会福祉施設職員O被告(31)が、同市の60代の無職女性から現金約2000万円をだまし取っていたことが6日、わかった。いわき南署は詐欺容疑で追送検する方針。

 同署の調べによると、O被告は2005年4月から昨年9月にかけ、女性に預金通帳などから十数回に分けて現金を引き出させ、自分が預かる名目で計約2000万円をだましとった疑い。

 O被告は施設職員として女性の相談相手を務め、通帳などの管理に不安を感じていた女性の心理につけ込んでいた。だまし取った金は競輪などに使ったという。

 また、O被告は事情を知らないこの女性を利用し、起訴された事件の被害者方から盗んだ定額郵便貯金証書を換金させていた。
  (2007年2月7日 読売新聞)

昨年12月、福島県いわき市で発覚した詐欺事件である。寄り添って支援しなければならない専門的立場の福祉関係者が加害者であり、弱い立場の高齢者を「相談」という方法を使って信用させ、金銭を騙し取ったた最も悪質な手口である。2005年4月から2006年9月にかけて続いていた犯行と聞いて驚きである
岩手県でも同様な事が言えるのだが、どうか、この事件を機会に、現実を曖昧にせず、動機や原因等々真相を解明して2度とこうした不祥事が発生しないような方策を考えて実施して思う第三者の方の金銭や財産をお預かりすることの意味をモラル欠如の問題だけでは済まされない。しっかりした検索・チェック体制を確立しながらも法令順守した仕組みづくりが大切である
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3 コメント

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詐欺事件 (渡辺明)
2007-02-07 15:23:07
被告は、ギャンブルに走り、サラ金ににも多額の借金があったようです。複数の高齢者からで、総額は3千
万近くなるようです。施設とは、特老で、旧在宅介護支援センター。その前は、知的障害者更生施設。救護施設でした。今回、逮捕された被告は、社会福祉士第15回の合格者です。まさか、社会福祉士とは!?。彼は、以前勤務していた法人の広報に、次のような文を書いています。「~略~ソーシャルワーカーの原点は、障害や経済面等の、生活上におけるいかなるハンディキャップを持っていようとも、人間が人間としての尊厳を常に確保できるよう支援することが最も重要で基本的なことだと思います。基本的人権を考えれば、ソーシャルワーカーとして支援すべきことが何なのか、自ずと見えてくるはずです。~略~」。何か、人間の二面性というか言葉になりません。地域、施設で懸命に活動、仕事をされている社会福祉士の皆さんに対する極めて悪質な信用失墜行為であると考えます。
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詐欺事件追加 (渡辺明)
2007-02-07 20:20:55
成年後見制度の普及、運用、金融機関での窓口での本人確認などなどこれから大きな波紋を起こしそうです。今日、保佐の事務で、郵便局の窓口に行くと、あらたに、局に、審判書、代理権目録、登記事項証明書を添えて、郵便局長あてに成年後見人等に関する届出書を出すことになったという説明を受けました。それにしても、多額の金額を、本人確認もしないで支出した郵便局も責任が問われるのではないではないか。ギャンブルに被告はつぎ込んだとうが、つぎ込んだ先が市営競輪場。一人暮らしの高齢者の財産を守る仕組みの不備。権利擁護事業の実績も、県下の中で最も低迷。いわき市の成年後見制度利用支援事業も低迷。その中で、被害にあった高齢者のお金が、郵便局の窓口を経て、いわき市の競輪事業の特別会計に入る。考えてみたら、なんかおかしな構図のように思いました。う。
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Unknown (きむら社会福祉士事務所)
2007-02-07 21:57:21
まさか、社会福祉士の有資格者が金銭・財産管理の面で詐欺事件の加害者=被告になるとは思いませんでした。「成年後見人」を受任していても、郵便局や銀行・金融機関に利用・取引の届出や審判書提出、チェック等は行いますので、簡単に第三者の顧客のお金・定期預金等払戻す事は出来ないはずです。まず、本人確認をして第三者であれば、それなりのマニュアルがあって、断られるのが普通な気がします。
ご指摘のように、何故、郵便局で払戻しを許可したのか?疑問です。家族のふりでもしていたのでしょうか。確かに、当地でも家族・身内のふりをして信用させ、預貯金・払戻ししている案件はみかけ、危うく
思いますが、事件では額面が大きい!
私は、当地で機会あるごとに成年後見制度の説明を繰り返しながら、取引金融機関との信頼を広げてきました。銀行は手作業でやっているようです。確実ですが、時間がかかることもあります。しかし、「お客様」には必要な制度であります。何としても、成年後見を理解していただき、広げていくことが信頼の回復になると思います。
福祉・介護の事業所・経営者にも制度利用のすすめを働きかける必要があります。職員や関係者は、理解した上で情報提供を率先して!、行政には、積極的なPR・利用促進をお願いした気持ちです。頑張りましょう。
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