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老老介護の男性、死亡リスク倍増  支援課題に、産業医大が調査!

2009-02-11 12:16:29 | Weblog
宮古・2009第7回”毛ガ二まつり”2月22日(日)AM9:30~PM2:00宮古市魚市場 特設会場

「老老介護の男性、死亡リスク倍増  支援課題に、産業医大が調査」

 高齢男性が、親や妻ら虚弱高齢者を介護する「老老介護」の当事者になると、十分な介護力がある家族と同居中の男性と比べ、本人の死亡リスクが約2倍になるとの疫学研究を産業医大の松田晋也教授(公衆衛生学)らのグループがまとめ、予防医学関係の国際専門誌に5日までに発表した。

 分析を担当した藤野善久准教授は「高齢男性の死亡リスクは、居住形態によって変わりやすいことが明らかになった。高リスク世帯には地域や行政のきめ細かな支援が必要だ」と指摘している。

 グループは、福岡県内の自宅で暮らす、60歳以上の男女約3000人を、2002年から5年間追跡。

 対象者の居住形態を「十分な介護力がある同居者がいる」「同居者が介護保険サービスを受けている(老老介護)」など6つに分類し、追跡期間中に死亡した381人のデータなどを基に、居住形態や介護力と死亡リスクとの関係を分析した。

 その結果、女性では居住形態などと死亡リスクに関連はみられなかった。だが男性が老老介護をしている場合は、死亡リスクが、同居家族に介護力がある男性の1・9倍になることが分かった。

 介護している男性本人が、歩行につえが必要であるなど身体能力が低いと、死亡リスクは約5倍とさらに高くなった。(2009年02月05日 全国紙)
   
父と母の介護をした時のことを思い出した。
父の時代は、介護保険制度もなく、母と一緒に自宅の風呂場で入浴した。体重の重さに難儀した。2人がかりでないと移動できないのだ。日常生活は母が介護した。
父を看取り、次は母親の時代になった。介護保険制度を利用する段階で介護度5であった。約2年近く自宅で介護した。息子として寝たきりとなった母親の排泄時の処理は複雑だ。骨粗しょう症のため、体を動かせず、拘縮していく様子がわかった。どうしょうもない無力感だ
次は自分達夫婦の時代になる。医療問題も含め、介護保険もこれでいいはずがない。「人としての尊厳を保つ」・・コトバだけが虚しい現実である

コメント
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