夢の実現へ きむら社会福祉士事務所

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福祉作業所に影/値上げドミノ!@しまね

2008-02-01 10:22:23 | 障害者自立支援法って!なに?
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「福祉作業所に影/値上げドミノ 」 @しまね
―初の黒字見通し→再び赤字も/材料費、軒並み値上がり― 

原油価格の高騰が福祉作業所にも影――。重度障害者を雇用する益田市虫追町の三セク会社「きのこハウス」の経営を、最近の原油高や原材料の値上げが圧迫している。生産技術の見直しで今年度、創業以来初めて黒字になるとの見通しもあったが、再び赤字になる公算が出てきた。

きのこハウスは、エリンギの生産を通じて障害者に一般就労の場を提供しようと、04年に設立された。エリンギの価格低迷などで創業以来、決算は赤字続き。しかし、エリンギの生育に最も適した温度や湿度、風向きを研究するなど、生産技術の見直しに取り組んだ効果が徐々に表れ、昨年10~12月のエリンギの生産量、売上高は前年実績を上回った。

ようやく事業が軌道に乗り始めた矢先、足を引っ張ったのが原油高だった。

エリンギは生育時の室温を17度~18度に保つ必要があり、空調設備に重油を使う。輸送用のトラックや配達に使う乗用車のガソリン代などを合わせると、毎月の燃料費は前年同期より2割高い約80万円に増えた。
一方、エリンギを育てるための培地の飼料に使う大豆かすやトウモロコシなどの穀物類が最高で半年前より7割、平均でも2割近く高騰。包装に使う段ボールやラップなどの材料費も軒並み2割程度値上がりした。

今春に市が工場と設備を買い取る公設民営化を控え、同社ではとりあえず、好調だった昨年10月以降の売り上げの余剰金で負担増を賄う方針。運送費や光熱費の削減など経費の見直しも併せて進める。市は「運転資金の追加支援は今後一切しない」と言明しており、同社の苦しい状況は当面続きそうだ。

同社では現在、31人の障害者が県の最低賃金の時給621円で1日5~6時間程度働いている。同社の渋谷秀幸・営業課長は「(昨年10月に)福祉作業所に移行したこともあり、障害者ら従業員の給与に影響が出ないよう対応したい」と話す。(2008年01月29日)

島根県内の「福祉作業所」の現状が伺えるような取り組みである。
原油価格の高騰のあおりを受けて全国各地で厳しい経営・運営が続いている。
福祉作業所で働く利用者のために奮闘するスタッフ・職員の皆様には敬意を表したい
こうした取り組みの学びを「活性源」として、全国の仲間・関係者に元気・やる気パワーを発信したいものである。「ひとり事務所」の私も勇気・を頂いています
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