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夢の実現へ きむら社会福祉士事務所

独立型社会福祉士事務所を続け、地域&在宅医療の重要性を訴え、あきらめず!岩手県の医師充足度ワーストワン汚名を返上したい!

懲役7年の求刑の判決!

2007-06-05 09:46:42 | 盛岡・元ホームヘルパー準詐欺事件
ボクシングWBC世界ミニマム級八重樫(岩手出身)判定負け
元ヘルパー準詐欺事件の元ホームヘルパー無職小原さつ子被告(55)に、6月4日、盛岡地裁の杉山裁判長は「被害者女性は当時、預金の価値や重要性について理解できておらず、財産管理能力を失っていたと強く推認できる。ヘルパーとしての倫理に背き、信頼関係を逆手にとった悪質な犯行」として、懲役7年(求刑懲役10年)を言い渡した。
①犯行時、女性が認知症で判断能力が著しく低下した「心神耗弱状態」だったか?
②小原被告は女性が心神耗弱状態と知って犯行に及ぼうとしたのか?の2点が争点となった。検察側の主張をほぼ支持した妥当な判決と言えるのではないかと思う。
小原被告と弁護人は直ちに「控訴」を検討しているという。
読売新聞岩手版

他人のお金、財産を勝手に使うことはご法度である。もし、どうしても必要に迫られたら依頼書とか同意書とか作成して、収支を明確にし、どなたにも公表出来るような体裁を作る事が大切になる。
「成年後見人の場合」は、家裁が監督しており、最低1年に1回は報告する義務がある。
「ホームヘルパー」は、所属の機関でしっかりとチェックする重要性が確認された。これまでは、善意を優先して、一定の信頼関係の上に、ややもすると曖昧な処理がなされてきた反省をしなければならない。日常生活に必要な少額な支出はそれで善しとしても、高額な財産管理については、まだ検討を要すると思う。
結局はケースバイケースになるが、「財産管理の有り様」を考える機会になった事件であった。また、長い期間継続する「介護」の問題の重要性、「認知症」について、「家族のかかわり」、「行政の限界」、「福祉・介護職の倫理の問題」、「ネットワークの大切さ」等など多面的に考える機会となった。
大きなテーマである高齢者・障害者の権利擁護の視点からは「セーフティネット」をどう位置づけていくか?重大な問題提起をしていると思う。
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ヘルパー準詐欺あす判決!

2007-06-03 09:42:18 | 盛岡・元ホームヘルパー準詐欺事件
自治会の総会です
被害者の判断能力鑑定の信用性、争点
 盛岡市で独り暮らしをしていた認知症の女性(2005年5月、85歳で死亡)の判断能力低下につけ込み、預金約1億円をだまし取ったなどとして、準詐欺と窃盗の罪に問われた花巻市矢沢、元ホームヘルパー小原さつ子被告(55)の判決が4日、盛岡地裁(杉山慎治裁判長)で言い渡される。検察側は懲役10年を求刑したが、弁護側は「女性に判断する能力は十分あった」として、無罪を主張。女性の死後に行われた、判断能力に関する鑑定の信用性を裁判所がどう判断するか注目される。

 公判では、〈1〉犯行当時、女性が認知症による心神耗弱状態で判断能力が低下していたか〈2〉小原被告が女性の症状を認識していたかどうか――が主な争点となっている。

 検察側は「女性が中程度からやや高度の認知症だったという鑑定は、公平で客観的な資料に基づいたもので、信用できる」とし、判断能力の低下は明らかと主張する。一方、弁護側は「ストレスなどによる神経症だった可能性は否定できない。女性を診察した医師は鑑定とは異なることを法廷で証言している」と反論している。

 また、検察側は「病院に残る記録では、小原被告が女性の判断能力低下を認識していた」と強調するが、弁護側は「『一生面倒を見てほしい』との約束で女性から金銭を受け取っただけ」と訴えている。

 起訴状によると、小原被告は04年5月~6月に2回にわたって、女性名義の銀行口座から小原被告の銀行口座に計5500万円を送金させた。また同年5月~12月、48回にわたり、女性のキャッシュカードを使い、現金自動預け払い機(ATM)から計4900万円を引き出した。
(2007年6月3日 読売新聞)
岩手日報ホームページ毎日新聞岩手版も参考に。
     
本当に大変な事件だと思います。
司法の判断を待つと言っても、現実に起きた事件で、超高齢化社会を迎えて、日常的に発生しそうな事件でもあるわけです。
首長・県・市町村行政や介護・福祉関係者、親族や近隣の方々で、早期に、事前に発見して未然に防ぐような方策を考えてほしいです。
独居老人や認知症対応、1人暮らしの障害者・高齢者へ温かい施策が行き届くように配慮してもらいたいものです。

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不祥事7か条で対応できるか?

2007-03-30 09:03:22 | 盛岡・元ホームヘルパー準詐欺事件
悪天候!もうすぐ4月なのに田中(楽天)初陣は厳しい船出
岩手県は、訪問介護事業者とヘルパー、利用者が取り組む「ホームヘルプサービス不祥事防止七か条」を策定した。
事業者の取組みとして、
①管理体制や業務内容の自主点検をする
②サービス提供体制の点検をする。
③ホームヘルパーの資質向上に努める。
④サービス利用について利用者に適切に説明する。
⑤ヘルパーは、職業倫理を保持し、法令順守する。
利用者に対しては、
⑥サービス利用上の注意事項を守る。
⑦金銭や財産管理に十分気をつける。
これが主な内容である。県内の事業所や関係団体に周知徹底し、不祥事撲滅につなげる。としている。岩手県では、2002年、2003年、2005年にもヘルパーによる準詐欺など訪問介護サービス中の不祥事が発覚。今後も高齢化に伴って、同様の問題が増えること確実視されている。それなのに、この程度の内容でいいのか、と疑問である良く考えれば、この程度の事は既に取り組まれてきたことではないか。実績のある事業所には失礼な内容とも思われる。しっかりと取り組まれている事業所をお手本とした方がいいとさえ思う。

私が思うに、本質的な問題は、例えば、ヘルパーは利用者が生活している身近な場所・家へ入ることが多い。利用者の方が判断に困り、金銭や財産管理の相談をする。そうした時に対応できる体制づくりが大切な気がする。利用者との信頼関係は重要だが、親身に相談される事と解決策は別物でもある。”支えながら、つなぐ”という役割が専門性を高める事になる。制度を説明・解説し、関係者を紹介して終わりではなく、しっかりと「つなぎ」を確かめ利用者に安心していただく事も大切である。特に金銭や財産管理はどなたにも大切な物なので悩み、葛藤するわけであり、利用者自身では判断・決定できない場合が多い。このタイミングを、誰が、何処で、どう決めるか?だから迷うのである。悪徳者なら詐取してしまうであろう。こうした状況が蔓延している中で、倫理観を持って働き、サービス提供する任務を担うヘルパーは大変である。資質の向上は大切だが、善意が悪意に転じた行為になる危険度は高い。最初から犯罪に結びつくのではなく、気が付いたら犯罪へのめり込む危険。ここに問題点があると考えられる。ヘルパーや施設支援員等は、「金銭管理・取り扱いを禁止」する位の日常業務の「プレッシャー」から解放してあげたい気がする。不正の温床はいっこうに改善されていないしかし、この「7か条」のように、常に確認の作業をしていく事は大切である。見守っていきたい。と実感している。一歩一歩前進である
コメント (5)
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認知症詐取事件が結審ーその2ー

2007-03-28 09:15:50 | 盛岡・元ホームヘルパー準詐欺事件
涌井(西)、新垣(ソ)初勝利タイヤ交換完了
「判決は6月に 認知症詐取事件が結審」
ホームヘルパーで担当していた盛岡市の認知症とされる女性(当時84)から現金をだまし取ったとして、準詐欺と窃盗の罪に問われた花巻市矢沢の元ヘルパー、小原さつ子被告(55)に対する最終弁論が26日、盛岡地裁(杉山慎治裁判長)であった。弁護側は改めて無罪を主張、結審した。判決は6月4日。
弁護側は、女性が事件当時に中程度からやや高度の認知症だったとする鑑定書は、鑑定に引用された診療録に関し、鑑定医と診療録を記載した医師とで解釈が違い、信用できないと主張。被告が03年5月、女性が通う病院に電話して「最近認知症がひどい」と話したとされる点については、電話しておらず、女性が認知症だと被告が認識していた証拠にはならないなどと主張した。
A新聞岩手版 2007年03月27日

「盛岡・元ヘルパー準詐欺:被告、無罪主張し結審」--地裁公判 /岩手
 認知症だったとされる盛岡市の女性(当時85歳、05年5月死亡)の預金口座から現金を引き出し、だまし取ったなどとして準詐欺と窃盗の罪に問われた花巻市矢沢1地割、元ホームヘルパー、小原さつ子被告(55)に対する公判が26日、盛岡地裁(杉山慎治裁判長)であり、弁護側は最終弁論で改めて無罪を主張した。

 公判の争点は(1)小原被告が現金を引き出した時期に、女性は認知症で判断能力などが著しく低下した心神耗弱状態だったか(2)小原被告は女性が心神耗弱状態であることを認識し、それに乗じて現金を引き出したか--の2点。
 弁護側は(1)について、「女性が認知症だったと認定する上で、公判での別の医師の証言内容が鑑定書と異なっている」などとして検察側の主張には根拠がないとした。また(2)について、小原被告が銀行で行員に「私は娘です」などと言ったのは女性の心神耗弱状態を認識していたからとする検察側の主張に対して「行員の証言は信用できない」などと反論した。
 最終陳述で小原被告は「このたびは本当にお騒がせしました。介護に携わる方にショックを与えたのは申し訳ない」と述べた。小原被告が全面的に無罪を主張して17回にわたった公判は今回で結審し、6月4日に判決が言い渡される。
  M新聞【岸本桂司】

1日経過して、岩手県内の主要新聞が「結審」の記事を記載しました。
最終陳述で小原被告のコメントがあったとは知りませんでした。反省なのか?本音の気持ちなのか?単に今の心情か?小原被告の心の内は誰にもわかりません。罪を認めれば、もっと早く結審し、刑も軽かったのに・・。全面否認するだけの根拠がわからないのです。事件の元々が福祉職に関わるもののするべき行為ではありません。初めから常識をこえた言い分です。全面否認するだけでなく、「真実」を明らかにして欲しいと思うのです。17回の公判の中で「真実」が語られなったのでしょうか。残念さだけが、悔やまれる結審です
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結審・・6月4日判決!

2007-03-27 11:01:40 | 盛岡・元ホームヘルパー準詐欺事件
開幕1軍へ畠山、志田、梶本(共にヤクルト・岩手県出身)
昨日3月26日、元ヘルパーで無職小原さつ子(55)被告の公判が盛岡地裁で行われた。弁護側が最終弁論であらためて無罪を主張し、結審した。
小原被告の弁護人は、
「女性が認知症だったとする医師の鑑定は根拠がない。お金は女性が一生面倒みててほしいと被告に渡した介護料や謝礼だった」と述べた。
小原被告は「受け取った現金は介護の報酬」として起訴事実を全て否認。
公判の争点は、
(1)小原被告が口座から現金を引き出した時期に、女性は認知症で判断能力や財産管理能力が著しく低下した心神耗弱状態だったか?
(2)小原被告は女性が心神耗弱状態であることを認識し、それに乗じて現金を引き出したか?--の2点。
昨年2006年10月から審理が続いていた。検察側は懲役10年を求刑。判決は6月4日に言い渡される。

私達は新聞・マスコミを通じてしか事件の内容を知る事ができない。「結審」したが同じことの繰り返しで、飽き飽きしてしまう。公判、裁判とはこんなものだったのか?と思ってしまう。素朴な感情で「真実」がどうして語られないのか。
被害者=ご本人が亡くなっているので聞くことはできないが、さぞかし無念の想いであろう。双方に積み重ねてきた証拠や立証の根拠となる出来事があったと思うが、全く語られていないのが心残り。被告、弁護側は控訴、上告?も考えた作戦なだろうが、せめて、県民や市民にわかりやすく、納得のいくような裁判、判決を期待したい。常識を覆す理屈、言い逃れ、時間延ばし、何でもあり・・の印象が強く、後味の悪い日々が続く。同様の事件が発生しても仕方ない、やるせない思いもする。この種の事件は、早期に決着してこそ効果があるように思う。どちらにしてもスッキリした解決を望む。おそらく、6月4日の「判決」はその過程に過ぎないのかも知れない。
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元ヘルパー準詐欺事件!新聞記事が揃う!

2007-03-21 10:13:31 | 盛岡・元ホームヘルパー準詐欺事件
世界水泳:鈴木、原田組が銅 シンクロ・デュエットTR

この事件の記事が昨日は2社、本日2社。揃いました。関心の高さを物語っていています。当然です。同様の事件を再び起こさないためにも、しっかり報道して!真実にせまっていただきたい。内容は、ほぼ同じですが、そのまま投稿します。

「懲役10年求刑 元ヘルパー詐取事件」
 ホームヘルパーで担当していた盛岡市の認知症とされる女性(当時84)から現金をだまし取ったとして、準詐欺と窃盗の罪に問われた花巻市矢沢の元ヘルパー、小原さつ子被告(55)の論告求刑公判が19日、盛岡地裁(杉山慎治裁判長)であった。検察側は「被害者を保護する立場にありながら、心神耗弱状態につけこんで巨額の財産を根こそぎ奪い取った犯行は許されない」などとして懲役10年を求刑した。
 起訴状によると、小原被告は04年5月11日~12月20日の間、心神耗弱状態だった女性を盛岡市内の銀行に連れていくなどし、女性名義の預金口座から計1億438万円をだまし取ったり、盗み取ったりしたとされる。
 争点は(1)小原被告が現金を女性の銀行口座から引き出したとされる04年5月11日から同12月20日の間、女性が認知症で判断能力や財産管理能力がない、心神耗弱状態にあったかどうか(2)小原被告は、女性が心神耗弱状態だったことを認識し、これに乗じて預金を引き出すなどの意思があったかどうか――の2点。
 検察側は、女性が事件当時に中程度からやや高度の認知症だったとする医師の鑑定は、鑑定資料を客観的に用いたもので高度の信用性があるなどとし、女性が心神耗弱状態だったと改めて主張。また、被告が03年5月、女性が通う病院で「最近認知症がひどい」と話していたことなどから、女性の認知症を認識していたと主張した。  2007年03月20日 朝日新聞岩手版より

「盛岡・元ヘルパー準詐欺:被告に懲役10年求刑 1億円余を詐取--地裁論告 /岩手」
 ◇介護先で1億円余を詐取
 認知症だった盛岡市の女性(当時85歳、05年5月死亡)の預金口座から現金を引き出し、だまし取ったなどとして準詐欺と窃盗の罪に問われた花巻市矢沢1地割、元ホームヘルパー、小原さつ子被告(55)に対する論告求刑公判が19日、盛岡地裁(杉山慎治裁判長)であり、検察側は懲役10年を求刑した。
 公判の争点は(1)小原被告が口座から現金を引き出した時期に、女性は認知症で判断能力や財産管理能力が著しく低下した心神耗弱状態だったか(2)小原被告は女性が心神耗弱状態であることを認識し、それに乗じて現金を引き出したか--の2点。小原被告は「受け取った現金は介護の報酬」として全面的に無罪を主張している。
 検察側は論告で(1)について、女性は当時、判断能力などが著しく低下していたとする医師の鑑定には高い信用性があると主張。また(2)について、銀行で行員に「私は娘なんです」などと言ったのは女性の心神耗弱状態を認識し、それに乗じる意思があったことを推認させるなどとした。その上で「1億円余りの財産を奪い取り、自己のぜいたく品の購入に費やした結果は重大」と述べた。
 起訴状によると、小原被告は02年9月ごろからホームヘルパーとして女性の介護を担当。04年5月から同12月までの間、女性名義の預金口座から自分の口座に振り込ませるなどして現金計約1億440万円をだまし取った。26日の公判で弁護側による弁論があり、結審する予定。【岸本桂司】
   2007年3月20日 毎日新聞より

この事件が発覚してから、岩手県行政が中心になり高齢者・障害者の権利を擁護するための関係者会議を開催した。具体的な方向性も確認されたと聞く。しかし、地域で活動している私の周辺では、全く変化なく、改善に向けての目に見えた活動はない。現場の第一線にいるケアマネジャや地域包括支援センターの職員らが孤軍奮闘している。日常的に、県民、市民に啓発・啓蒙し、浸透するような施策の実施を期待したい。

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元ヘルパーに懲役10年求刑!その重み!

2007-03-20 10:41:38 | 盛岡・元ホームヘルパー準詐欺事件
栃の花5勝4敗白鵬8勝1敗WBAフライ級坂田新チャンピオンに
認知症女性に判断能力低下につけこみ、1億円だまし取る   
 盛岡市で独り暮らしをしていた認知症の女性(2005年5月、85歳で死亡)の判断能力低下につけ込み、預金約1億円をだまし取ったなどとして準詐欺と窃盗の罪に問われた花巻市矢沢、元ホームヘルパー小原さつ子被告(55)の論告公判が19日、盛岡地裁(杉山慎治裁判長)であった。検察側は「社会的弱者を守る立場の者が、被害者の心神耗弱状態につけ込み、許されるものではない」として懲役10年を求刑した。
公判では、
〈1〉犯行時、女性は認知症で、判断能力が低下した心神耗弱状態だったか
〈2〉認知症だった場合、小原被告が女性の症状を認識した上で、犯行に及んだか――の2点が、主な争点となっている。

 争点について、検察側は医師の鑑定結果や証言などから、被害者が認知症だったことは明らかだったとした上で、「(小原被告の)『最近認知症がひどくて、私の家にもずっと電話が来て、疲れている』などの言動から、小原被告が被害者の認知症を認識していた」と指摘した。

 起訴状によると、小原被告は2004年5月~6月、2回にわたり、女性名義の銀行口座から小原被告の銀行口座に計5500万円を送金させた。また同年5月~12月、計48回にわたり、女性のキャッシュカードを使い、現金自動預け払い機(ATM)から計4900万円を引き出した。(2007年3月20日 読売新聞)

検察側は論告で「ホームヘルパー1級の有資格者にもかかわらず、介護していた女性の認知症に乗じ、女性が亡夫とともに長年築いた財産のほとんどを奪い取った。短期間に巨額の金を引き出し、湯水のごとく使った」と指摘。小原被告は1002年9月頃から女性を介護していた。公判で起訴事実を全て否認している。3月26日の次回公判で弁護人が意見を述べる。(地元紙より)

準詐欺と窃盗の罪で「懲役10年求刑」!大変重い刑に驚いた。次回公判で減刑になるパターンだが、被告は一環して起訴事実を否認している。
私が知りたいのは事実の経過と真実である。①どうしてこのような経過にいたったのか。②依頼する、委任する、といった関係がどのようにあったのか。③お金の払戻し、入金、送金などは、何処でどんな方法で。④お金の受け取りは、1人か。⑤銀行でこんな事ができるのか。⑥具体的な介護支援はどうだったのか。⑦被告本人の口から真実を語ってもらいたい。・・・等など関心は高い。
しかし、大変大きな事件にも関わらず、全国的には注目度はイマイチ。この事件の後も次々に同様の事件が発生した。秋田、福島、岩手県奥州市でも。秋田、福島は早期に判決が出て結審した。岩手の特に、この事件は足かけ2年経過、まだ結審に至っていない。この事が悪影響を与えていると思う。検察も威信をかけて、重罰に処するのか。弁護側は、どう反論するのか。真実の行方はどうなるのか。益々、関心を持っていただきたい

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元ヘルパーによる現金詐欺容疑の行方・・?

2007-03-01 11:00:04 | 盛岡・元ホームヘルパー準詐欺事件
U22日本3香港0
奥州市社会福祉協議会の女性ホームヘルパーが訪問介護していた高齢女性から現金を騙し取ったとされる事件のその後ですが、詐欺容疑で逮捕されていましたが、盛岡地検水沢支部は、元ヘルパー(52)を処分保留で釈放しました。釈放理由については明らかにされていません。容疑については認めていたと見られている。「今後も捜査を継続する」としている。同容疑者は、2006年8月に在宅介護していた同市水沢区の女性(85)の現金通帳を不正に持ち出し、2度にわたり現金計90万円を引き出して騙し取った疑いで、2月8日、水沢署に逮捕された。同協議会の会長は28日、事件の責任を取って辞任した。(地元紙より)

事件発覚から最初の対応策は、①騙し取ったお金は親族が返還、②元ヘルパーは免職、③市社協役員は軽めの処分、④表面化しないで内々に解決を・・・だった様な印象がある。ところが、被害者から「信頼を裏切られた」強い思いから告訴することになり、逮捕、拘留となった。奥州市社協の対応のまずさ、顛末が露呈された。最も大切なのは、この事件を契機に、どのような対策・再発防止の検討策がなされたか情報はない
他の市町村社協の様子を見渡しても、特別に不正防止のために検討されて社会にアッピールしている状況もみられない。職場内部では確認作業はしていると思う。また、県内・世の中全体においても、こうした事件は、風化していくような消極的印象を持つのは私だけだろうか

信頼関係をいとも簡単に裏切ってしまい、何事もなかったかのように粛々と、淡々と、クールに対処する人間関係が普通に、常識になっている。自分もそんな現実に生きている。
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奥州市・元ヘルパー現金詐取事件!

2007-02-09 15:44:58 | 盛岡・元ホームヘルパー準詐欺事件

詐欺:介護女性の貯金、計90万円詐取 容疑のヘルパー逮捕--奥州 /岩手
 訪問介護していた女性(85)の貯金を不正に引き出したとして、水沢署は8日、奥州市水沢区西光田、元同市社会福祉協議会ホームヘルパー、T容疑者(52)を詐欺の疑いで逮捕した。T容疑者は大筋で容疑を認めている。

 調べでは、T容疑者は、在宅訪問介護先の女性宅から女性名義の貯金通帳を持ち出し、06年8月8日と同18日に奥州市内の2郵便局で女性から依頼されたように装って定期貯金2口座を解約、現金計約90万円をだまし取った疑い。

 同協議会によると、04年4月から07年1月までの間、複数の金融機関の口座を無断で解約するなどして、計10回以上にわたって計約1100万円を着服したという。毎日新聞 2007年2月9日

被害女性は本当に信頼していたようです。こうした人と人の信頼関係を裏切る行為、手口が巧妙で、計画的、悪質きわまりない。もし、被害女性が、判断能力が衰えたとしたら、曖昧、うやむやにして隠蔽を図ろうとしたと思います。1度成功したので次々に詐取した形跡がみられ、改心の余地がない気がします。主任ヘルパーの役職を悪用しています。監督・チェック体制も不十分です。「お金は返したからいい、反省して再発防止の決意をいたからいい、・・」といった安易な態度・行動にも憤りを感じます
しっかりと真相を解明し、点検し、責任を明確にし、再発防止策を市民・県民に向けて情報公開していかなければならないと思います。重大な事件である認識にも疎い気がします。猛省していただきたい。判りやすい対応策を示していただきたい
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元主任訪問介護員を「詐欺容疑」で告訴へ?

2007-01-27 11:42:01 | 盛岡・元ホームヘルパー準詐欺事件
第79回春の選抜へ、東北地区は仙台育英と聖光学院(福島)2校
奥州市社会福祉協議会の元介護員による1,100円着服問題の件ですが、被害にあった女性利用者(85)が26日、地元新聞社に手記を寄せて、市社福協の処分の甘さ、娘のようにかわいがりながら裏切られた事に無念をにじませた。近く、元介護員を詐欺容疑で地元警察に告訴する。手記で女性は、市社福協が公表した処分内容を批判、市社福協内部の刷新や会長の引責辞任を訴えた。市社福協内部の連携が取れていなかったことが事件を誘因したと指摘。元介護員は、2000年の介護保険スタート時から被害女性の担当を努め、個人的な旅行に付添うなど親密な付き合いもあった。
裏切られた衝撃は大きく、心の傷は癒えていない。「着服金は返したからよいでは済まされない」と強調。手口は悪質、巧妙であり、時期が来たら公表するとしている。(地元紙記事より)

その通りだと思います。同感します
まだ不可解な事柄があります。①10回以上も定期預金を解約している②事件が長期間にわたっている③公私混同している④主任の立場を悪用している⑤預金を引出し借金の返済にしている⑥主任をチェックする組織体制の不備が露呈。等など、正に手口が悪質、巧妙であります。
利用者女性も含め、市民・県民も、ここにいたる経緯・経過?、何故、詐欺まがいの事をしなければならなかったか?、どんな方法・手順で?、その関係は?、・・・と。真相を知りたいのではないでしょうか
もとより、訪問介護員が他人の金銭管理=財産管理を出来るはずがない。利用者に依頼されても「お断りする」のがスジであります。介護や福祉に従事する者の「倫理」でもあります。やむえない場合は、マニュアルを遵守し確認体制を厳格にして行うしかありません。これらも無視されていた実態が明らかになりました
是非この機会に、体制の刷新と今後の対応策の明確な指針を示してほしいと思います
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ヘルパー着服事件の行方は?

2007-01-26 11:20:19 | 盛岡・元ホームヘルパー準詐欺事件
五輪代表監督に星野氏”金”メダル目指して!
奥州市社会福祉協議会の主任訪問介護員(52)が、女性利用者から1100万円を着服した事件の経過です。25日の市社福協・理事会で、主任訪問介護員は懲戒免職、上司3人を訓告処分に、承認された。
この事件は、2004年4月から2007年1月計10回以上にわたり、女性利用者(85)の定額預金を解約するなどして着服した。本人が着服したと申告した1100万円は、親類から市社福協へ全額返却されたという。市社福協としては告発はしない方針。市社福協は25日までに所属する訪問介護員60人に聞き取り調査を実施。利用者である約200人に対しても、家庭を訪問し聞き取り調査や心のケアを行うという。再発防止に努める決意を明らかにした。(地元紙の記事より)

「○○市社会福祉協議会」という団体内部で発生した事件で、かなり特殊な事情があるように思う。個人情報保護が誤解されて、正しく伝えなければならない情報提供が不十分だったのではないか?、利用者からの苦情・要望をどう受け止めているのか?、問題への対処の仕組みはマニュアル通り実施されているのか?、主任をチェックする体制はどうだったのか?長期間にわたって着服していた実態に対する問題点は整理されたのか?第三者的にはたくさんの疑問点がある。これも「市社福協だから許されるのか」。・・・何か?そんな雰囲気が強く、穏便に、粛々と片付けられそうである。
しかし、これらで根本的な解決、対応策になるのだろうか。ヘルパーの方々が、利用者のご家庭に入り、直接的に支援するのが主たる業務・仕事である限り、金銭をめぐるトラブルは避けられない。この苦痛・心配からヘルパーの一部業務を解放してあげ、安心して働ける仕組みにしていかないと、ヘルパーの担い手もいなくなる。
法定代理人(成年後見)、地域福権利擁護事業の活用、それらに似た仕組みを地域毎に立ち上げて、連携して財産管理をし、1人1人の権利擁護に繋げていくしかないと思う。
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利用者や従事者・管理者のための「成年後見」

2007-01-21 12:21:06 | 盛岡・元ホームヘルパー準詐欺事件
朝青龍優勝V20栃の花4勝目
”介護の場 不正絶えず””ヘルパー資質向上 県など対策を強化”地元紙より。
岩手県内で過去にも不祥事があった事を忘れていました。この機会に再確認し肝に銘じたいと思います。また、行政や関係者には一段と厳しい対応を。
①2002年10月、旧大東町社協の訪問介護員(44)が、1人暮らしの女性(75)宅で訪問介護サービス中、女性の預金通帳を盗み、現金40万円を引き出し着服、逮捕。
②2003年7月、一関市内で訪問介護員をしていた女(42)が、担当していた1人暮らしの男性(85)の自宅から、現金約400万円、退職後にも窓から侵入し約350万円を盗み逮捕。
③2005年10月、元ヘルパーで事件当時は家政婦だった盛岡市内の女(54)が、認知症の高齢女性(故人)名義の預金口座から約4000万円を自分名義の口座に振り込ませたとして、準詐欺の疑いで逮捕(公判中)

驚愕と悲観的になります。「氷山の一角」のような気がします。
「成年後見制度」は、こうした被害を防ぎ、高齢者や障害者の判断能力に合わせて法定代理人=成年後見人等が財産管理や身上看護を行うとされています。介護保険制度とセットで活用されていく事が期待されていましたが、かなりの遅れをとっています。
コンプライアンスの視点で、成年後見制度の利用・活用を図っていく事が緊急的に必要です。とくに、介護・福祉事業所の管理者・責任者は、利用者の権利擁護のために!、職員・従事者に忍び寄る誘惑や犯罪を未然に防ぐために!、管理者の資質を問われる課題でもあります。
行政や公的機関は、こうした現状・実態の徹底した解決のための施策を提言していただきたいものです。「話合い・協議」の段階から「具体的な実施」の段階で、実行した事業所に助成するなどの「気配り・思いやり」も必要かと思います。
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事前・予防に「成年後見制度」の利用をすすめて!

2007-01-20 10:25:54 | 盛岡・元ホームヘルパー準詐欺事件
朝青龍今日にも優勝か!栃東負け越し!

「ヘルパー1100万円着服 奥州
高齢女性の貯金解約
 奥州市社会福祉協議会の女性ホームヘルパー(52)(奥州市)が、利用者の高齢者の女性から約1100万円を着服していたことが19日、わかった。ヘルパーは現在、自宅謹慎中で、市社協の調査に「住宅ローンの返済や生活費に充てた」と説明しているという。市社協はヘルパーを懲戒解雇する方針。

 市社協によると、ヘルパーは2000年4月から市内に住むこの女性を担当、週3回ほど自宅に通い、訪問介護を行っていた。今年1月まで、自宅から定額貯金証書を持ち出し、郵便局で解約するなどして10回以上にわたり、現金を着服した。自宅に定額貯金証書がないことに気づいた女性から今月15日、市社協に連絡があり、発覚した。

 着服額は、ヘルパーの親族が全額返済する意向を示しているという。

 ヘルパーは2000年、旧水沢市社協に採用され、嘱託職員。2005年4月から主任になり、他のヘルパーの訪問先を割り振る役割も担っていた。」
(2007年1月20日 読売新聞)
本日の岩手日報ホームページにも同記事が搭載された。

この手の事件の発覚を待っていたかのように、マスコミは一斉に記事にする。事実が確認されて正確に報道される事は大切なことである。こうした情報がなければ県民は事実を知る事ができない。そして、事件の再発防止のための手順、行程、結論についても、追跡取材して、徹底した検証をしていかないと解決にならない。報道機関にそこまで求めるべきではないが、第三者的なチェック機能のない状況では、マスコミに期待するしかない。
介護保険制度ができて契約制度になった。民間の介護事業所が増えて、有料のサービス提供がなされるようになった。契約したお客に、どの程度の資産・財産があるか、ないか。おおよそわかるようになって、その不幸なケースが事件・犯罪となっている。憂慮すべき事態である。
私は、どうにかして「成年後見制度」の理解・利用・普及をすすめ、使い勝手のいい制度・仕組みにして、地域・住民生活に不可欠な制度にしていくことが緊急課題と思っている。県民全体に周知・啓発を図る取組みが必要である。
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ホームヘルパーによる現金着服事件が・・!

2007-01-19 21:36:10 | 盛岡・元ホームヘルパー準詐欺事件
盛岡商優勝の栄誉を讃え盛岡市が”はばたき賞”を
地元紙の朝刊を見て愕然岩手日報社ホームぺージ奥州市社会福祉協議会の女性ホームヘルパー(52)が訪問介護をしていた女性高齢者の通帳から約1,100万着服して、自宅のローンなどの返済に充てていた。という事件が発覚しました。
ホームヘルパーは、利用者の金銭管理・財産管理等できないし、定期預金証書を持ち出して無断で解約するなどの行為はできない事になっています。2004年4月から2007年1月までに行われた事件で、どうして管理者、関係者がチェックしなかったのか?もっと早くに発見できなかったのか?悔やまれ、体質の甘さに愕然としました。地元で最も信頼の厚い「市社協」で起きた事件でもあり、克明な調査報告と対応策が求められます。また、手口は、かなり計画的、悪質であり、ホームヘルパーの倫理に関わる重大な内容です。処分や告訴するかどうかは今後の検討。着服額はヘルパー側が全額返済する方針とか。曖昧に、うやむやにして欲しくないと思います。

2006年盛岡で発覚した「ヘルパーによる詐欺事件」についても、まだ判決が出ていません。「見つからなければ、何をやってもいいのか!」というような風潮が、弱い立場の高齢者・障害者の権利侵害をして、結果的に、介護・福祉・医療関係の従事者が、立場を逸脱して、自らのサービス提供・事業者の信頼を失墜させているような気がします。
また、事業所(者)、福祉・介護関係者も、こうした現状に真摯に取り組まなければ、何度も繰り返される事件のような殺伐とした思いがします。
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新聞各紙様へ、取材をお願いします!

2006-10-05 09:43:27 | 盛岡・元ホームヘルパー準詐欺事件
日本0ガーナ1安藤(神)9勝、木塚(横)3勝、岡本(中)4勝
「盛岡・元ヘルパー準詐欺:女性の遺族証言「認知症を認識」--公判 /岩手
 認知症だった盛岡市の女性(当時85歳、05年5月死亡)から現金をだまし取ったなどとして準詐欺と窃盗の罪に問われた花巻市矢沢1地割、元ホームヘルパー、小原さつ子被告(55)の第2回公判が3日、盛岡地裁(杉山慎治裁判長)で開かれた。
検察側証人尋問で、女性の遺族は、当時の小原被告は女性が認知症であることを認識していたと証言した。」【岸本桂司】 毎日新聞 2006年10月4日
残念!マスコミ関係の取材はこれだけでした。毎日のように残虐、悲惨、驚嘆するよう大事件が多いので仕方のない事ですが、せめて、新聞各紙様に公判のある時は「取材」をお願いします
この事件の発覚時には、遺族の立場も微妙でしたが、その後の世情を見ながら、この事件を風化させず、真実の解明のためにお互いに連携・協力して頑張っておられます。遺族・陣族の「願い」が届くような審理を期待します。
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