Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

全力で一喜一憂

2012-10-05 00:10:02 | トリニータ
横浜FC戦プレビューです。

残り6試合で昇格候補同士の直接対決。勝ち点差が3、得失点差が5なので0-3で負けると順位が入れ替わる。ここまでくると全てが正念場だから、わざわざ正念場だという言葉は使いたくないんだけど、やっぱり正念場だわ。

横浜FCの前節福岡戦を録画でチェックしました。率直な感想を言うと、あまりいいサッカーをしてはいない。こんなんあるんかいなっていうようなラッキーなオウンゴールで勝ち点1を獲得したものの試合としては完全に福岡のものだった。むしろ3節後に対戦する福岡の出来がかなりいいので、そっちの方が恐い。まあ、そこはまた福岡戦が近付いてきたら書こうと思う。

6月のアウェイではさんぺーのゴールで勝ちはしたものの、押されまくって苦しい試合だった。連動というところでうまく機能していない感じではあるけれども、カイオ、野崎、寺田、武岡と個の能力の高い選手たちは健在で、一人で何とかされてしまう可能性は十分にある。現在6試合連続で勝敗にかかわらず1ゴールしか取れていない横浜FC。1試合1ゴールは試合を決定づけるゴールが決められないという反面、DFさえしっかりとしていれば、勝ち試合に持ちこめるゴール数でもあるからちょっと判断に迷うところではある。ただこの福岡戦に限れば、最後の最後に何とかオウンゴールが取れただけであって、チーム全体の調子としては下降気味と捉えていいと思う。

町田戦を観てて、強く思ったのは、やはりうちは大分対策をバッチリと練ってくるようなクラブに対して滅法弱く、一方で相手が自分たちのサッカーに徹してくれるようだと実力差に関係なくいい結果が付いてきてるということ。勝ち慣れていないというよりは、守備からリズムを作っていく戦い方があってるんじゃないかと思う。まずは中盤で厳しくボールホルダーに当たること、そしてボールへの集中を切らさないこと。こういう基本的なことに集中出来ている時に個が輝き出してくるように感じる。果たして横浜FCがアウェイでどんな戦術で臨んでくるかは分からない。山口監督も福岡戦を終えて、ちょっとまずいぞという感覚は間違いなく持ってるだろうし、それでしっかりと相手のスカウティングをして、相手を消すサッカーでくることも十分に予想される。苦手だ苦手だと言っていても始まらないので、相手が中盤で激しく削りにくるなら、それを超えるくらいの激しさで応戦すればいいだけの話。もうこの時期、気持ちだけで戦術なんて軽くいなせるはずだ。

これから対戦する横浜FC、千葉、山形あたりは今季もう一度対戦する可能性も十分にあるわけなので、苦手意識を作ってしまわないためにも勝っておきたい。

いよいよ残り6試合。泣いても笑ってもレギュラーシーズンはあとホームで3つ、アウェイで3つ。今週の月曜日の夜は台風で延期されてた湘南-熊本の試合が行われてた。会社帰りにtwitterを開けるとTLが熊本の奮闘で沸騰してた。大分の試合の時でもここまではってくらいに盛り上がってた。そんな状況を見て、「あ、これはこの状況を楽しまなきゃ損だな。」って感じた。今シーズンも始まってもう8ヶ月目にも入るのに、まだこんなにも痺れる状況に身を置かせてもらってるのって本当は幸せなことなんだってことに改めて気付かされた。本当に勝てなくて泣きそうだった(いや、実際に泣いてたんだけど)09年や、「無為に」とまでは言わないけど、一体どこに向かってるのかすら分からなかった10年に比べたら、今のこの充実ぶりは比べ物にならない。選手や監督だけでなく、クラブを取り巻く人たち全てで作り上げたこの状況を楽しまなきゃ損だし、もったいない。昇格争うクラブがゴールを決められれば、踊り出さんばかりに喜んで、大分が勝ち点を落とせば、まるで明日世界が終わってしまうかの如く落ち込んでみる。そうやって「全力で一喜一憂」を楽しんでやるって心境にやっとなれた。もっと早く気付くべきだったと悔やむ気持ちもあるけど、気付いただけ自分をほめてやりたい。だから、あそこが悪いとか、ここをこうするべきだとか、もうそういうのは要らないかなと。少なくとも今シーズンが終わるまでは究極の精神論ブログに模様替えをしてみようと思う。試合後に記事を更新すれば、一応数百人の人が読みにきていただける幣ブログではございますが、今までより一層つまらない内容になるかもれしません。どんなフィナーレになるかは分かりませんが、どうぞ最後までお付き合いいただければなと。幸せな結末を願いつつ。
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