Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

降格ですな(27節広島戦)

2021-08-29 02:57:55 | マッチレポート21'
何でオレはいまこの時間にPCに向かっているのか。明日も仕事だし早く寝ろよと自分でも思うんだけど、一晩寝て書くと自分の正直な思いを反映させにくいことをこのブログを10年以上続けてきて学んだので、明日は明日の風が吹くってことで今日中に文章を絞り出しておく。

今日は1日だけの休みを利用して滋賀⇄広島の1人遠征決行。試合以外は自分の車に乗っているだけというパンデミック下における理想とも言える休日の過ごし方。往復850kmを1人で完走するという長距離トラック並みの運転をやり遂げた。さすがに帰りはこの試合を観た後に400km超の運転はしんどいかなと思ってたけど、Amazonミュージックのサザンベストを爆音でかけながら運転してたら眠くもならず割とあっという間に着いた。ちなみにサザンベストは7時間超あるからもっと長距離でも運転の道連れには困らないかも。



試合後は片野坂さんもスタンド挨拶に来て、深々と頭を下げていましたよ。この絵面から漂う「終戦感」。この3連戦の内容とスコアもそうだし、他にも諸々と「降格だな」と思わずにはいられなかった。1−3でまだ1点返せば分からないという局面で、精神的な部分で期待をしていた司の決定的なパスミスから4失点目を喫してしまったことで「もう何やってもダメだな」という諦めの空気に支配されてしまった夏の終わりの晩の出来事。


今日の最大の焦点は前節ハーフタイムで下げた也真人が使えるのかどうかだと思っていた。だからスタメンに也真人の名前がなかった時点で厳しいとは思っていた。いま一番代えの利かない選手は攻守ともに也真人だと思ってる。ただでさえ弱いチームからその柱を抜けば、ある程度までは持ちこたえられてもどこかのタイミングで崩れ落ちていくのは必然。結局開幕から半年経ったこの時期でも也真人頼りの状況から抜け出せていないから最下位になるわけで、監督にもフロントにも他の選手にも「そりゃそうだろ」と言いたい。


中断明けから前からボールを奪いにいくスタイルに変えてきた片野坂さん。最初は対マリノス戦限定の戦い方なんだろうと思ってたけど、その後も基本的にそのスタイルを変えないところを見るとどうやらこれでやっていくみたいだね。個人的にはしっかりとボールを握って試合を進めていくスタイルはそのままに敵陣に入ってからのアグレッシブさが欲しいと思ってただけに前から奪いに行くスタイルの採用は意外だったけど、前半の頃のお通夜のような戦い方よりはマシかなくらいに思ってた。ただ片野坂さんが思い描いているところまで持っていくには明らかに体力的に無理がありそうに思えてきたよ。後半に動きが落ちる、後半に大量失点を喫する、まあ素人が見ても分かるわな。


その中断明けからのスタイル変更をしっかりとスカウティングしてきた広島は執拗に裏を狙ってきた。それも前の3枚はもちろん、ワイドもさらには最終ラインの選手までも飛び出してくるという徹底したもの。同点にされたゴールも大分がラインを合わせることが出来ないところをあっさりと裏を取られた。このDFラインの一体感のなさもずっと懸念点だなと思ってるけど、改善もしないし監督が手を入れようとしている感じもない。あとパナスタの時も、ニッパツの時も、今日も思ったけど、やっぱりピッチ内が静か。サッカーみたいな連動性が大事な競技はやっぱりうるさいチームの方が強い。一度エンリケを外してみるのは絶対にアリだと思うけどな。こんなことを言っては失礼だけど、どうせ負けるんだから色々と試せばいいんだよ。


先週書いた皮算用は残り試合を8つのステージに分けて、それぞれのステージで勝ち点3を獲得出来れば最終的に勝ち点40に到達、すなわち残留という見立てだった。で、札幌、神戸、広島との3連戦が第1ステージだったわけだけど結果は勝ち点1。第1ステージでいきなりゲームオーバーですよ。ライバルクラブとの直接対決以外は3試合で勝ち点3だから甘めの設定、つまりボーナスステージなのにいきなりゲームオーバー。本当に期待感のかけらもないチームになっちゃったな。





同点のシーンは広島の選手もアピールしていたわけじゃないからまさかゴールになるとは思わなかったけど、あまりにも長いレビューに嫌な予感がしたところで笛が鳴った。スタジアムではオフサイドについては全く判別が出来ないけど、目の前でアップをしていたサブの選手たちがタブレットで確認をして「ま、仕方ないか」みたいなリアクションをしているのを見て一応納得した。ちなみに小林裕のハンドは現地で見ていて、というよりも「ペチッ」という手に当たった音が聞こえたので、これはPKだろうなと思っていたからVARはよく分かりません。



呉屋投入直後のCKシーン。入って数秒でいきなり佐々木翔を置き去りにしていて、CKの際の呉屋のセンスをまざまざと感じた。これももう少しだけボールとのタイミングが合えば決まっていたと思う。



ビッグアーチの有料興行に来たのは2013年以来8年ぶり。ただその8年間の間に2回ユースのプレミアリーグ参入戦で来ていたから、久しぶりのビッグアーチが何か不思議な感じだった。




そして試合前に流れた広島の新スタジアム構想の映像。本当にもうこれには期待しかないから広島の関係者には頑張ってほしい。関東には新国立みたいなクソスタしか出来上がらない一方で、関西以西にどんどん素晴らしいスタジアムが出来上がっていく。素晴らしいスタジアムがあるということがクラブの価値向上に必須の要件となる時代はもうそこまで来ていると思う。次にJ1に上がれた時には是非このスタジアムで大分が試合をするところを観てみたい。


これでもうイライラすることも、ハラハラすることもないと思うと平穏な気持ちになる。ただせっかく片野坂時代に手に入れたJ1で戦う権利がまだ10試合以上残っているんだからそれは全力で楽しみたい。片野坂さんも閉塞感漂うことはもうすっぱりやめてしまって思い切ってやりたいようにやればいいと思う。それくらいのことが許される程度にはあなたはこのクラブにたくさんのものを与えてくれたと思うから。
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