銀幕大帝α

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ライト/オフ

2016年12月22日 16時05分16秒 | 洋画ホラー
LIGHTS OUT
2016年
アメリカ
81分
ホラー
劇場公開(2016/08/27)





監督:
デヴィッド・F・サンドバーグ
製作:
ジェームズ・ワン
出演:
テリーサ・パーマーレベッカ
ガブリエル・ベイトマンマーティン
ビリー・バークポール
マリア・ベロソフィー



<ストーリー>
離れて暮らす幼い弟から「電気を消すと、何かが来る」と打ち明けられたレベッカ。恐怖に震える弟を助けるため、彼女は「それ」の正体を突き止めようとするが…。

電気を課したら、“それ”は来る

-感想-

友達は渡さない。
邪魔する者は殺してやる!

悪霊の名はダイアナ。
何故この悪霊は暗闇でしか姿を見せないのか。
そのルーツは生前にかかっていた病にあり。
母との関係性も過去を調べ上げる事で浮上してくる。

重度の鬱病にかかっている母は薬を飲むのを止めた事で、弱った精神に入り込まれダイアナの操りと化してしまっている。
そんな母を娘はどうにかして目を覚まさせ、弟の身も守ろうと彼氏を同行させ決死の戦いに挑む。

魂の無い友を選ぶか、それとも愛する我が子を選ぶのか。
母が最終的に下した行動は悲劇的ではあるが正しいものだったと言えるだろう。
傷つけられるよりも傷つきたい。
それで子に平和が訪れるのなら、親としての本来の役目を果たす事にもなる。
そしてダイアナも自身も苦しみから解放されるのであれば尚更本望である。
床に叩きつけられ、壁に吹っ飛ばされ、暗闇の中で恐怖に慄く娘と息子の姿を目の当たりにした時、自分がするべき行為は何なのかを自我の目覚めと共に導き出した瞬間ではあった。

元は動画サイトに投稿された2分強の短編。
「LIGHTS OUT」で検索すれば該当する動画がヒットしますので、気になる方はそちらも観て頂くとして、あそこまで極端に短い尺を80分まで伸ばすにはこういうストーリーになるのかと、紛れも無く本作はアイデア勝利の一発屋映画だというのが強く伺える。
ただ怖さ的なものは両者比較してみると、短編の方がギュッと凝縮されていて自分的にはドキドキしたし、オチには恥ずかしながら心臓飛び出しそうになった(笑)。
色々と要素を付け足した結果が本作となる訳だが、恐怖の度合いは大分薄められてしまっているものの、物語の幅は広がっており、初めに用意された大まかな設定をここまで膨らませられた事は十分立派な仕事をしたと褒めちぎるまでには至らないが多少の評価は出来る。

その長尺にする故に付け加えられた一つの要素として、娘の彼氏、この人物の存在がかなり楽しみになってくる。
「見捨てない」と強気な発言をするが、見た目がどうにも頼りなさそうなので、本当に力になってくれるのかと先行き不安にはなる。
案の定、殺されそうになり怯え切ってしまった末に逃げ出してしまうので「やっぱ口先だけのヘタレ野郎だったか笑」と苦笑いが生まれるのだが、ところがどっこい、でして。
前言撤回、見直してしまったよ。
この本気で信じていいのか全く使えない駄目男なのかイマイチ性格が掴めない彼氏が、最後までちゃんと男気を見せてくれるのか否なのかに見所があるのは確かなので個人的にもポイントの一つとして推したい。

DVD特典には未公開シーンが収録されており、本編の後に後日譚があった事が判明。
なんとまだ悪霊は消滅していなかったというものなのだが、確かにこれがあると、娘がアパートの自室にあれだけ大量の悪霊対策となる照明を何故に何時の間に用意していたのかという動機や説明が一切説明が無く辻褄が合わなくなるのでバッサリとカットしたのは正解だと思う。
ただ本編ではしっかりとした悪霊の姿は確認出来なかったのが、この後日譚では明確に見れるのでそこだけは貴重かもしれない。


今作の美女図鑑

弟の身を案じる姉レベッカを演じたテリーサ・パーマー。
美人、超好み顔。
但し実生活では人妻なんだよな、悔しいですっ!

今作の可愛い子役図鑑

レベッカの幼少時を演じた子役ちゃん。
天使級の可愛さ。
実はこの頃既にレベッカもダイアナの影に怯えていたようで。
それが原因で家を飛び出し、母との縁を切っていたらしい。
実父も逃げ出しており、そりゃあこんな不気味な体験なんてしたくはないだろうし、それをする位なら情緒不安定な母を見捨てて出て行くその気持ちも分からなくは無いわな。

評価:★★★
16/12/22DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2016-12-21
メーカー:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント

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