銀幕大帝α

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王宮の夜鬼

2020年02月11日 20時08分27秒 | 韓国ホラー
RAMPANT
2018年
韓国
121分
アクション/ホラー/歴史劇
劇場公開(2019/09/20)



監督:
キム・ソンフン
『コンフィデンシャル/共助』
出演:
ヒョンビンイ・チョン
チャン・ドンゴンキム・ジャジュン
チョ・ウジンパク従事官
チョン・マンシクハクス
イ・ソンビントッキ
キム・ウィソンイ・ジョ



<ストーリー>
咬まれると人の生き血を求める“夜鬼”へと豹変する謎の感染爆発が蔓延する朝鮮時代。朝鮮に帰還した王子のイ・チョンは、夜鬼の群れと戦うパク従事官らと出会い、行動を共にすることに。

朝鮮王朝の運命は、その剣に託された――。

―感想―

「対」の描き方が非常に上手い。
お茶目な所もありつつ信頼度は高い善の男。
逆に憎たらしさ100倍の悪の男。
本人も完璧に成り切るというのもあるだろうけど、演出の絶妙さも多少手伝っているんだろうなあ、ほんまに観てて憎たらしくなる。

ゾンビに近い「夜鬼」が王宮へと“音”を聞きつけ無数に集まる描写は圧巻だが、そこでの人間ドラマが中々に切なく悲しく胸を打つ。
太鼓を最初、バチで叩いていたが、夜鬼へと変わっていく事に抵抗し続け、苦しみながら手で鳴らし始めるという、よくこんなん思いつくなて感心するのと同時になんとか使命を全うさせようとする男の姿に感動させられた。
他にも次々とメインキャラが予期せぬ形などで命を落としていき、夜鬼の襲来による「動」と仲間の死に直面する「静」のバランス良く組み合わせた流れに本編一番目を引いた事は言うまでもない。

キャラクターも個々にしっかりと立ち、それぞれの個性を持たせた演技力も流石で、抜群な雰囲気を齎した映像表現とも巧みに絡まり、朝鮮時代版『新感染』といった感じで最後まで楽しめた作品だった。
中国カンフー映画みたいな過剰(大袈裟)なアクションはなるべく控えつつ、しかしちゃんと見せる所は見せてくるのも印象はいい。

民ありてこそ王もあるのだ

名言じゃなかろうか。

評価:★★★★
20/02/11DVD鑑賞(新作)
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