銀幕大帝α

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アリバイ・ドット・コム2 ウェディング・ミッション

2024年06月10日 17時16分15秒 | 洋画コメディ

ALIBI.COM 2

2023年

フランス

88分

コメディ

劇場公開(2024/01/19)

監督:
フィリップ・ラショー

『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』
製作:
フィリップ・ラショー
脚本:
フィリップ・ラショー

出演:
フィリップ・ラショー・・・グレッグ
エロディ・フォンタン・・・フロー
ジュリアン・アルッティ・・・オーギュスタン
タレク・ブダリ・・・メディ
ナタリー・バイ・・・ジェラールの妻
ディディエ・ブルドン・・・ジェラール

<ストーリー>

クセの強い両親のせいで、結婚が破談にならないかと悩むグレッグは、かつての同僚を呼び戻し、アリバイ・ドット・コムを再結成する。

―感想―

ブレないなあ(笑)

前作から全くブレてない。

もう序盤でのサッカー選手受難から馬鹿笑いさせて貰いましたがな。

今回は裸ネタが多かったかも。

恋人のフローが上半身丸裸に自分からするシーン、あそこスローで観てみたらB地区が消えてるんよね、ニップレスでも貼ったのかな?(画像

フローが裸になったのなら、彼女の両親も!と、咄嗟に泥棒になった主人公グレッグと全裸で一悶着起こす場面もクッソ面白い。

あの状況からSMプレイの流れになるてのが一般人の俺からしたら考えられない。

フィリップ・ラショーには絶対笑いの神が憑いていると思うわ。

後は前作同様に、動物と子供を使ったネタも飛び出してくるが、眉をひそめる様なものじゃなく、ちゃんと許容範囲内の笑いとなっているのは立派。

嘘嫌いなフローと、嘘塗れなグレッグが結婚するとなるとどうなるのか、が今作のテーマ。

グレッグは嘘吐きな自分から足を洗って更生しようとするのだが、彼の両親にも問題があり、どうしてもフローに会わせる事が出来ない。

だから、やっぱり、嘘を吐く(偽の両親を用意する)羽目になる。

それがバレるかバレないかの境界線を上手い具合に大きなユーアモを含めて行き来する展開は観てて飽きないし、てかずっと笑ってたな俺。

けどピタゴラスイッチ的なドタバタ劇を終えてグレッグの壮大な計画がおじゃんとなった時の、しんみりとした空気感には、大事と想う人からの急な嘘って人を強く傷つけるんだな、とその辺考えさせられたのは確か。

自分がやった事を後悔し、大反省するもフローからは突き放され、更には別の男と結婚するという招待状までもが送られて来て完全敗北。

意気消沈したまま結婚式へと参列しに行くグレッグだったが、実は・・・やられたらやり返す、倍返しよ!!(笑)。

妙にホッコリした。

お似合いのカップルだわ、この2人。

いや、フローの懐が深いのか、理解力があり過ぎなのか。

「私を大好きだからこそ、嘘を吐くしかなかったんでしょ?」

図星!!

通常、男女間のハッピーエンドには「勝手にせい」と若干嫉妬心を抱く俺でも、この2人には何故だか幸せになって欲しいという願いの方が生まれちゃったよ。

ただ!

そう普通にハッピーエンドでは終わらせないのがフィリップ・ラショー、ヤキモチ計画中止だ中止!と仲間二人に合図送るも、バカな仲間だからそのまま実行。

結果的に式が台無しになるもグレッグらしいやり方と納得のフローは笑顔、それを見届けた我々鑑賞者も笑顔。

オチまでキュッとユーモアで締める所に監督の天性の才能を感じずにはいられない。

評価:★★★★

24/06/10DVD鑑賞(新作)

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メーカー: アルバトロス

オフィシャル・サイト

関連作:

『アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件(2017)』(第1作)
『アリバイ・ドット・コム2 ウェディング・ミッション(2023)』(第2作)

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