HOT SEAT
2022年
アメリカ
99分
アクション
劇場公開(2022/12/09)
監督:
ジェームズ・カレン・ブレザック
出演:
ケヴィン・ディロン
メル・ギブソン
シャナン・ドハティ
<ストーリー>
爆弾処理班のウォレスは、爆発のあった公園に急行。同じ頃、会社の椅子に爆弾を仕掛けられた元ハッカーのオーランドは金融機関へのハッキングを強要されていた。SWATも加わり、爆弾魔との攻防戦が始まる。
―感想―
ちょっと前に車のシートに爆弾仕掛けられる作品を観たけれど、今作はオフィスにある椅子の下。
そこから立ち上がると「ボンッ」となる。
主人公の男は元ハッカーで、その道の界隈ではかなり有名らしく、その腕をもう一度活かせ!て脅されるんですわ。
それを拒否したら、てめえの嫁娘全員ぶっ殺すぞ、と言われたら従うしかなく。
この主人公と犯人とのやり取り、駆け引きがメインとなっている間に、事態の悪化を阻止するべく様子を伺いに来たのが爆弾処理のプロ、メルギブ。
だが、このメルギブ、殆ど仕事しねえ(笑)。
何故だか作戦会議場所で突っ立ったまま、お偉いさんの意見を聞いている姿が大半。
その頃、主人公は配置されたスナイパーに頭狙われている中でも、どうやって危機的状況を乗り切るかで、パソコンの指を動かしつつ、頭もフル稼働。
犯人の要求通りに事を進めるのか、それとも形勢逆転を狙うのか。
結構観てて、ドキドキさせられちゃいましたし、誰が犯人、というか黒幕なのかを予測する楽しみも生まれましたねえ。
後半は意外な方向へと展開が舵を切り、黒幕判明(てめえだったのか。俺も完全に裏をかかれたわ)してからは嫁娘までをも巻き込んでの修羅場クライマックス。
もうアカーーン!となった瞬間にひょいっと(ようやく)爆弾処理班としての仕事を果たすメルギブ。
大物俳優に対してほんのちょいラストだけに見せ場を用意してあげているだけじゃなく、主人公の口から「彼こそが英雄だ」なんて言わせちゃう待遇の良さは、今に始まった事じゃない。
名優が脇で出演しているB級映画では良くあるパターンです。
まあでも役職に準じた活躍を一応してくれた事は素直に喜ばしい、無能かよwで終わらなかっただけまだマシ。
結果的に主人公はある意味、犯人には感謝しなきゃいけないよな。
だって、離婚届突き付けられた嫁との間柄を、この事件を機に修復させてくれたのだから(笑)。
評価:★★★☆
23/01/16DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2023-01-11
メーカー: 彩プロ