人と自然

人は自然の一部である
水と緑によって癒される

終戦記念日

2014-08-15 | 夏台風

  今日は終戦の日、太平洋戦争が終わった日というか、日本が連合国側に無条件降伏した 日、ということでしょう。当時の惨めな日本を思い出せば、私でさえ、胸が締め付けられる気がします。8月15日、お盆の最中、私たち子供は5銭、~10銭かのおこずかい(当時の記憶では5銭、10銭といったお札があった)を親からもらって、学校近くの子ども相手の店に行ってみるが、何もない。ニッキの木というのがあって、その木の根っこを掘って、乾燥させたものを鍋で煮る。その煮汁にセロハンのようなものを細く切っって紙縒りにしたものを付けて干したものが10本10銭~20銭という程度で買ったことを思い出す。それを店の前で嘗めていたのが正午過ぎ。急に周囲の家から人が出てきた。婦人のみ。正午からの天皇による玉音放送で、ご存知の「朕思うに・・・・忍びがたきを忍び」働ける男はいない。晴天の暑い日だった。無条件降伏の日だ。それからの長い年月、みんな必死で生きた。数年が過ぎ、社会が荒れに荒れた。当時、高等科の子供(今の中一~中二)が腰に煙管をブラさげて歩いていた。私は二~三年生だったが、煙草を教えてやると吸わされたが、むせて、めまいがして、立っていられなかったことを思い出す。やがて東京上野の闇市が出来ていくが、ずっとあとのことだ。


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1 コメント

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終戦 (wako)
2014-08-20 14:38:10
どん底の終戦後、計り知れないほどの人々の苦労と努力の結果、いまの豊な日本があります。
戦争を知らない世代は心してこれかの日本の平和を守っていかなければいけませんね。

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