数日前のテレビで「森と地域社会」のテーマでシンポジュウムで行われているのをのを見つけた。
概略は「便利さを追求するだけでは、これからの社会は成り立たない」。つまり文化発展、進展追及だけでは
駄目だ。それでは人類の破滅に短期間のうちに行きつくだろう。
植林だけをしても、「正しく育林」をしなくては日本民族にとりためにならない。
つまり、毎年どこかの地方で「全国植樹祭」という行事が実施されている。
これには両陛下がご出席になられて、多数の参加者(出席者)もいて、盛大だ。でも、その時に両陛下お手植えの苗木は後日、少しだけ、その位置を移動することもあるのだ。この場合は「正しく育林」するための第一歩と言えると思える。
つまり、植樹祭でそのことの意義と、ある意味でその場の主役とも言える参加する小学生(低学年)にその
意味を理解してもらうことがとても大切であるということなんだと思う。
参加した小学生の多くも後年、その場所に来る機会もあるだろうし、そのころになれば、「全国植樹祭」の
大切さをよく理解できる筈だ。
大切な植樹だから、多くの場所で多くの苗木を植える。年数を経て苗木の間隔が狭くなる。それを一定の間隔にまで間引く。その後、更に年数を経てある程度成長した幼木を間引く。それを繰り返して広い急斜面の中で、しっかりと根を張ってぐんぐん成長していく。そうなれば管理者はいわゆる森造りの段階に入ることになるであろう。
息の長いしごとである。
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これからは、原点に帰って自然と共存共栄していく事が大切ですよね。でも、壊してしまった自然をよみがえらせるには相当の時間が必要ですね。