少年老い易く学成り難し
一寸の光陰軽んずべからず
い まだ覚めず 池塘春草の夢
階前の桐葉 既に秋声
20代の初めころ、愛読した「唐詩選」のなかにあった一部分である。
当時、中国の歴史に興味があり、愛読したものである。
20歳のころ、愛読した「唐詩選」の一部分であるが何故か、いま、思い出している。この本は今も、処分されずに残っている。いろいろなものが、ことあるごとに、捨てられて、今、自宅の二階はガラーンとして、何も残ってはいない。この小さい本二冊(上下)があるということは、もう二度と読む筈もないのに自分の心に愛着があるためだろう。中国という国はとてつもなく、古い歴史を持つ。出張で一回、観光で2回、出かけている。西域の敦煌から内陸の「西安」、そして「襄はん市」
日本に例えれば古都、奈良や京都にでも例えられるのかも。しかし、3000年以上の歴史が残っている国なればその文物はものすごい。万里の頂上然り。
秦の始皇帝然り、兵馬庸抗博物館、その他、数え上げればきりがない。
毛沢東の蜂起に敗れ、台湾に逃れた蒋介石。
現在の中国は一党独裁の国。わたしは嫌いだがこれが現実。そして国連の常任理事国だ。
広大な大陸であるが、耕作できそうなところはまずない。いろんな工夫がなされている。西域に至れば自治区もあり、多民族もいる。
我が家の猫の額もそろそろスコップでかき回し、遠くない春の到来を待とう。植物は土の中ではすでに活動を始めている。