あまり予想していなかった事態ですが、どうも万次郎が結実しないのは、きちんと受粉していないのではないかと推察されるため、人の手で授粉することにしました。これが万次郎の雌花です。薬剤はダニ用の弱いやつを1回と、ナメクジ忌避剤を撒いただけなので、シジミチョウやらはたくさん飛んでおり、花から花へ授粉してくれるものだとばかり思っていました。
パートナーの雄花がこれ。新鮮な雄しべから、雌花にある雌しべの頭に花粉を付けてやれば良し。原理は単純ですが、花粉は雨や風で流されやすいし、虫には狙われるのでそれなりに注意は必要です。また、カボチャの雌花は大きくて立派ですが、雌しべの付け根は細くて弱く、乱暴な授粉をすると簡単にぽっきり折れて一巻の終わりになるため、丁寧な作業が要求されます。朝は時間がないので、そう簡単じゃないですね。