名古屋市美術館のビュールレ・コレクション最終日です。混みそうなのでもっと早く来たかったのですが、都合がつきませんでした。
コレクションを作ったビュールレさんはスイスの大富豪。武器販売で大儲けしたと言うと気になる人もいるでしょうが、その話は置いておきましょう。質量ともに傑出した個人コレクションですが、ビュールレさんの死去によりチューリヒ美術館に移管されることになったそうなので、まとまった貸し出しは恐らくこれが最後と言われています。「至高の印象派展」日本で最後の公開となれば、何をおいても見ておきたいです。
当日券売り場が少々混んでいましたが、並んで10分以内に入場できたので、特に問題はありませんでした。内部も混み合ってはいましたが、鑑賞できないことはなかったので行って良かったです。
向かいの科学館はもっと行列が長かったです。
中は原則として撮影禁止ですが、この最後の「睡蓮」だけは撮影してもいいことになっていました。ロープが張ってあって、鑑賞だけの人は前に出られますが、撮影はロープの後ろからという規則で、なかなかうまく機能していたようです。この大作も印象派の名品ですが、何よりも展示の目玉であったイレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)には、わかっていても惹き付けられました。理屈抜きの至宝だと思います。
地下の常設展示場には、こんな怪しい写真コーナーが。
当時を模した衣装を着て、イレーヌ気分で写真が撮れるそうです。家族連れには喜ばれたんじゃないでしょうか。