預かっている車ですが、停めて置いたら雑草がエンジンルームの中まで伸びてきたので、たまには動かしてやろうと周りを走って来ました。この型のフィットはディーラーの周りを試乗したことがあるのですが、今回は8万km以上の車体で、試乗車に比べると乗り心地の悪さや直進性の悪さが目立って、評価を下げることになりました。
ステアリングをどっちに向けても、どこにも「ここで決まった」という場所がなくて、据わりが悪いですね。ちょっとした路面の変化でちょろちょろとハンドルが取られ、しょっちゅう修正舵を当てていないと車線の真ん中から外れるので、運転していても落ち着きません。長距離や高速じゃ疲れるでしょうね。後輪も突き上げが気になります。同乗者もこれは喜ばないと思います。
昔乗ってた二代目インテグラも乗り心地はこんな感じで、スポーティーだから仕方がないのかなと思いきや、次のVWヴェントで乗り心地と操縦性のバランスというものを見せ付けられて、以来ホンダの足回りはあまり評価していません。フィットは当時のインテグラから随分進化したはずなのに、同じような安っぽい乗り味なのは残念です。代車で借りたヴィッツと違って、エンジンだけはホンダらしく元気で、爽快に回ってくれる点はさすがだと思います。
