いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

徳島の「あきだわら」

2015年09月04日 | 極楽日記

 今回は都合により徳島の米を買ってみました。この時期は新米に移行する端境期なので、去年の米が安く出ており、農家の保有米なども見かけます。日頃はオークションに出品していない農家でも、在庫処分で出すことがあるようです。「あきだわら」とは聞いたことがない名前です。コシヒカリに近い味で、より収量が多いという説明ですが、詳しいことはわかりません。

 私の故郷は徳島県松茂町ですが、これは渦潮で有名な鳴門のすぐ南で、徳島県の東の端にあります。この辺は廃藩置県で「名東県」(みょうどうけん)と呼ばれた地域です。名古屋の名東区が1975年に千種区から独立した折に、実家の親父は「めいとうく」ならぬ「みょうどうく」と呼んでいました。今でも徳島県には名東郡(みょうどうぐん)の地名があり、「みょうどう」の読み方が記憶に残っていたのでしょう。名古屋の名東区とは歴史的な関わりがありませんが、偶然の一致というだけでも面白いと思っています。

 さて、名東郡があるなら名西郡もあるということで、この「あきだわら」の産地は名西郡(みょうざいぐん)石井町です。松茂からは少し離れているので、故郷と言うにはちょっと遠いのですが、小さな農業の町を応援するのも悪くないでしょう。10月になれば、ふるさと納税を申し込んだ福島県湯川村からコシヒカリ120kgが順次送られてくるはずなので、それまでの繋ぎです。
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