いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

自動車関係覚え書き

2015年07月24日 | 自動車
レクサスISの2Lターボエンジン
 先行発売されたNXと同様のエンジンながら、やや高回転型に調整されているようです。出力を欲張ったためかハイブリッドとの差別化のためか、NXにない8ATを奢りながらもJC08は13.2km/Lであり、驚くような数字ではありません。値段は454万円から。競合するBMW 320i SEが427万円からなので、逆転しています。出力は245psのIS200tが大幅に勝っていますが、320i SEも184psとは言え現代のターボエンジンなので、日常の使用で大きな差があるとは思えません。今回はBMWが特別なバーゲンとは言え、日本車も高くなったものです。ちなみにベンツから2Lターボを買って搭載するスカイラインは380万円から。


ボルボが主要モデルにディーゼル投入
 投入、と言うより21世紀のクリーンディーゼルの完成度と人気を考えれば、これからはディーゼルが販売の中心になると踏んでいるのでしょう。V40 D4が349万円から、V60 D4 SEが474万円からという設定はマツダのディーゼルに比べればさすがに高く、プレミアムブランドのBMW 320dよりはやや安くなっています。現状では十分に競争力があると思いますが、輸入車最大手のVWがディーゼルの投入を予定しているため、今すぐ欲しい人以外は様子を見るのが妥当だと思います。


水素ステーションの実務的問題
 燃料電池車用に水素ステーションが開設され、いざ運用してみると、多数の車両をさばけそうにないということがわかってきたみたいです。トヨタのミライの場合は700気圧の超高圧ボンベに水素を貯蔵します。ステーションでは超低温に冷却した液体水素の状態で貯蔵していると思いますが、ここから気体の水素を取り出して700気圧以上に加圧するのは、高性能ポンプを使っても数分間は掛かるようです。つまり加圧状態で貯蔵してある最初の1台分は3分ぐらいで補給できるのですが、高圧の水素ガスがなくなってしまうと再びポンプで加圧しないといけないわけですね。日経の記事によると、今のところ1時間に5台ぐらいのミライに補給するのが限界ではないかということで、燃料電池車が補給に関してEVより有利とされていた点が揺らいでいます。

 伝え聞く高性能電池の開発により、ガソリン車並の航続距離を持つEVが妥当な価格で手に入るようになれば、燃料電池車は需要がなくなるかもしれませんね。
コメント
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