ココナツ農家でもあるのでココナツを捌く道具もあります。これが簡単そうで一番危ないココナツ割り。古くはジャイアント馬場の得意技でしたが。
これで砕いてパウダーにします。
絞るとココナツミルクが採取できます。
煮詰めてキャンディーなどを作ります。
隣で即売ですね。
この時期に収穫できるフルーツが勢揃い。時計の12時方向は青リンゴみたいな風味のあるフルーツですが名前を失念しました。そこから時計方向にランプータン、ドラゴンフルーツ、ジャックフルーツ、竜眼(ロンガン)と並んでいます。この順に食べて行くとだんだん甘くなるので全部楽しめる、ということです。
これは一番甘くないやつ。人気がなくて余っていました。
ジャックフルーツはこんな感じで実ります。
島の水路では小舟に乗れます。自分で漕ぐのではなく、島の人2人でさっき乗った連絡船のあるところまで送ってくれます。ここもメコンの支流だからすごく濁っています。
ぱらぱらと雨が降ってきました。ベトナム笠を貸し出してくれるのでこれを被れば雰囲気が出ます。
観光地にある貸し出しボートと違って、カナディアンカヌーみたいな櫂で進みます。島の人が舳先と艫で漕ぐ2馬力。乗客は2人まで。狭い水路ですが、帰りの舟が頻繁に戻ってくるためすれ違いが多く、危ないので絶対に舟の外に手を出さないように、と注意されました。
屋根材として貴重なニッパ椰子。ジャングルのクリークを小舟で移動する感じが出てきました。
観光用の小舟にしては雰囲気がシリアスなんですよ。言葉が通じないので会話がないのと、島の人は農家の副業だから真面目だけど愛想がないし、みんなベトナム笠被ってるし。何やら気分はベトコンの作戦行動です。
実際のところ、ジャングルの中をベトコン兵士がこうやって隠密裏に移動した、あるいは物資を輸送したことは頻繁にあったでしょう。平和ボケでふやけた日本人にも往時の情景が少しは連想できました。