いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

バンコク、アユタヤを巡る(その1)

2011年08月30日 | 極楽日記(海外旅行)

 乗客を待つタイ国際航空のエアバスA330機。同社で一番保有数の多い機体だそうです。

 2006年に開港したばかりのスワンナプーム国際空港に到着したのは夜間です。骨組みがやたら強調されていて、素人目にはバウハウス流だと思ったら、ドイツ人デザイナー、ヘルムート・ヤーンの設計でした。高層ビルも仏塔みたいなデザインにしてしまうタイの人が、新空港だけは仏教色を薄めたのですね。エプロンにエティハド航空機が停まっていましたので、イスラム系に配慮したのかもしれません。

 最初の日は寝るだけでした。次の日も早いので、そそくさと朝食を済ませます。

 さあバンコク市内観光に出発。ホテルの前にも露天がたくさん出ています。α200のオートフォーカスが壊れていたので、フォーカスの合わない写真がありますがご容赦を。ちょうど1年前にも同じトラブルを起こして部品交換しているので、機構的に弱いみたいです。電子化によって普及機と高級機のスペックがあまり変わらなくなった昨今ですが、信頼性は大きく違うのでしょう。

 大都会らしく高価な新車が走るその傍らで、昔ながらのトゥクトゥクが活躍しています。2002年にバンコクでは新規登録が打ち切られたため、台数は年々減少しているそうです。意外なことにトゥクトゥクの起源は日本。かつて全国の郵便局が大量に保有していた3輪トラック(ダイハツミゼット)を一斉に4輪車に切り替えた際に、その中古車の多くをタイに輸出したため、便利な乗り物として定着したのが始まりとのことです。

 このゲートを通ると、

 金色に輝くワット・プラ・シー・ラタナー・サーサダーラーム、通称ワット・プラケーオ(エメラルド寺院)です。王宮にある儀礼用の寺院なので、住職がいません。この仏塔はラーマ1世の建立したプラ・スワンナ・チェディ。

 プラ・スワンナ・チェディを支えるのは、仏教を守護する大勢のヤック(鬼)。5歳の幼児にはお寺なんか退屈かな。

 本堂では靴を脱ぎます。

 この奥に翡翠のご本尊、通称エメラルド仏が収められています。中は撮影禁止なので画像がありません。

 日本の寺院とは趣味が大きく違いますが、立派な装飾です。

 巨大なプラ・シー・ラタナー・チェディ、つまり仏舎利塔。
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