いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

形成外科修行記(その1)

2011年06月13日 | 極楽日記

 鶴舞祭は、一応名古屋大学医学部の学園祭です。とても地味ですが。

 今日の目当ては手術の疑似体験です。漫画「ブラック・ジャック」を愛読して感化された極楽息子(大)のたっての希望です。

 会場は形成外科の医局。講師は本物の形成外科医です。小学生に手術を教えるのは難しいでしょうね。扱いやすい材料ということで、厚手の布にメスで切開を入れて、外科用の持針器と曲がり針で縫っていきます。

 学校で家庭科の裁縫が始まったばかりなので、糸の扱いにも慣れていません。メスが外科医の象徴とされることが多いですが、実際の手術では切るよりも縫ったり結んだりの方が多く、針と糸が確実に使えないといけません。

 上手な人のを見ていると簡単に思うんでしょうね。

 針と糸だけじゃなくてホッチキス状の皮膚縫合器もあります。これも慣れないと曲がってしまうので、見た目ほど簡単ではありません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする