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沖縄の笑い

■旧暦8月20日、、終日、家にいて、ぼーっとしていた。午後、昼寝。今日で9月も終わりか。

沖縄の「コント米軍基地」をテレビで観た。面白かった。なんと言うか、現実の多面性や矛盾、重層性みたいなものは、どこか、笑いの要素を持っている。それを拡大して、笑わせてくれる。題材は、沖縄の現実であるが、それが徐々に、日本の現実に重なり、最後は、笑いながら、凍りついていた! 「詩は(文学は、と言ってもいいかもしれない)まじめすぎてもいけない」という含蓄の深い言葉がある。まじめであることは、ある意味、人間が一面的になることだから、矛盾に満ちた現実の姿をつかみきれない。沖縄の米軍基地に反対しているその人が、基地で開かれる祭を楽しみにしているなどといったことはなんぼでもある。基地移転に反対しながら、子どもの職や金のために、受け入れに賛成の気持ちもある。基地に反対する「人間の輪」に参加するウチナンチューが年々減っていく。こうした矛盾を否定せず、コントにしてしまう。笑いながら凍りつく。そして、もう少し深く考えるようになる。笑いの有効性を強く感じた夜だった。

写真は、名護市内で見た共産党の基地反対の立て看板。

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