【完成】115系福知山区R1編成

2014年11月12日 02時13分12秒 | 鉄道模型/単発ものいろいろ
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標記類のレタリングや窓入れを経て、115系福知山区R1編成が完成しました。
R編成はかつて99年の舞鶴線電化用に2連5本が中間車から改造されたグループで、外見は更新車であるほか、上り方は従来の115系と同様の前面をしていますが、下り方は切妻型先頭車になっていることが特徴です。
08年からは223系5500番台の投入が始まったことで玉突きによって下関へ4本が転属。今や同所にはR1編成のみが残り異彩を放っています。
模型では高校時代に製作途上だったGMの115系キットの有効活用として、近年の単色化塗装が施された姿を再現してみました。


下り方の切妻型先頭車は115系の前面をそのまま押しつぶしたような表情ですが、貫通扉や灯具類はおそらく廃車発生品に由来するものでしょう。
この辺りの改造工程は実車と同様で、中間車の妻面に先頭車の貫通扉を移植し、上り方の先頭車も中間車にKATO製115系の前面を切り継ぎする方法を採っています。灯具類は金属パーツに置き換えました。


屋上パイピングにも初めて挑戦。
あまり拘らず、細かく刻んだケント紙を台座に真鍮線を這わせてみましたが……もう少しシャープに仕上げてみたいものです。パンタはシューが1本のGM製を用いています。


更新車独特の窓枠はキットのオーバースケールな窓枠をそのまま利用。銀だとあからさまなのでグレーで塗装しました。
その他、戸袋窓の縮小や雨樋の張り上げ化は高校時代既に済ませていたらしく、この面では楽をしたことになります。(笑)
車番は国鉄書体で代用。本来であれば西日本書体(モリサワ新ゴ)が正当です。


中間車からの改造ゆえ、トイレや雪切室など後付けの装置が多く、窓が少ないのも特徴。
単色だとより際立つ、この「何もなさ」がいいですね。(笑) デカールは古いものなので浮き気味です……。


床下はKATO製をほぼそのまま利用したことで、それなりにサマになっているから不思議です。
元が古いので車体の歪みなどは今回も避けられませんでしたが、ひとまずカタチになってホッとしています。

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次は……和田山で顔を合わせるこの車両を仕上げたいところです。

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