「SUBARU」の「新型水平対向エンジン」である「FB」型エンジンを搭載した「C型フォレスター」に乗ってきました。
今回乗ったのは「2.0XS」で「アドバンストパック装着車」で「メーター」は「スポーツルミネセントメーター」にタイヤは「17インチ」、「プッシュスタート」に「クルーズコントロール」が付いた仕様と、一番実用性がある車種だと思います。では、早速運転席に座って見ると、まずは「視点」が高く、遠くまで見渡せるのは良いですね。それに「ヒップポイント」も高いので座る時は「落ちるように」では無く、「横に動く」感じですので乗り降りは楽ですね。「スポーツルミネセントメーター」はセンターに「大型液晶インフォメーションディスプレイ」があり、今まで「SUBARU」のメーターはあまり大型のインフォメーションディスプレイを使っていなかったので、車体状況が解りづらかったのでこれは良いですね。でも「多機能」では無いのは残念ですね。三菱は「カラー」で瞬間燃費や平均燃費、それに航続可能距離などが表示されますからね。まぁ「センターインフォメーションディスプレイ」があるので「平均燃費」等は確認できますが、そのセンターを無くして「メーター内」に移した方が良いような気が私はします。それと「ダッシュボード」は以前と比べ「シボ」が多くなったようで「テカリ」が今までよりも無くなっているのも視界が良い要因の一つでしょう。
さて、「AT車」ですので「ブレーキペダル」を踏みエンジンスタートボタンを押してエンジン始動をさせましょう。「プッシュスタートボタン」は基本的に「インプレッサ」と同じ位置ですので「レガシィ」のように迷う事は無く押して、クランキングされエンジンが始動します。この時「ロングストローク」ですからね?「EJ」よりも始動時の横揺れが大きかったですよ。でもこれはいつも「EJ」に慣れていますからその「差」を感じる事が出来たのだと思いますので普通でしたら気にならない程ですので。
なれない「ゲート式」のシフトレバーを「D」に入れて発進です。この瞬間で「FB」と「EJ」の差が解ります。発進時「トルク」が強くスルスルと進み、普段通りアクセルを踏んで行くと「グッ」と加速します。それは「NA」なのですが「ターボブースト」のかかった「EJ」に相当しますよ。この低速トルクのおかげで信号の多い幹線道路を流すのは楽です。かといって高回転までもたつく様子は無く、軽く回ってくれるのです。そしてこれに組み合わされる「E-4AT」は変速ショックが少なく「CVT」と思えるほどの繋がりの良さ。
ハンドリングも「SUV」の車高の高さから結構ロールするかな?と思っていましたが、サスがしっかり踏ん張ってくれているので「横 G」による加重にサスが負けていないので気持ちよく曲がれます。しかも低速トルクが強くなったFBなのでトラクションをかけてクルッと曲がれるのです。少々荒れたアスファルトでもソコソコの路面インフォメーションを感じる事が出来で、小さなバンプくらいならサスは動いているけとキャビンは水平に保ってくれている感じで、ダートでも相当安定した走破性が期待できますね。
と、まぁ「FB」エンジンは低速のトルクが豊かですから「街乗り」はとてもしやすいですので。低中速域で流すには最高でしょう。ただ、GT系レースやSSが多いハイスピードラリーには「ロングストローク」なので不利になるかもしれませんが、「ジムカーナ」のような「加速重視」の競技には強いかもしれませんね?
新型フォレスター、とても乗りやすく、小回りも利くので「レガシィ」よりも国内ツーリングは向いていると私は思います。ただ残念なのは今回の試乗車が「AT」だった事でしょうね。やはり「MT」の操作性に慣れてしまうとATはコントロールがし辛いですよ…。
それでは、本日の登場人物は、「ラリードライバー」で「コースカーチーム」に所属している「ノルウェジアン・エルクハウンド」の「Cheifille」である「アルテ・ベルク」さんです。今後のFBエンジンに期待ですね。