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嵐、櫻井翔の映画の原作として読んだ「ラプラスの魔女」感想

2018年03月22日 09時09分45秒 | 乱読本感想
ラプラスの魔女

東野 圭吾

KADOKAWA 2018年2月24日

★4 2018年3月22日

映画化!という帯で、買ってきた。
東野圭吾を追いかけると、“映画化”“ドラマ化”が普通なので、とりあえずそこから読んでいく。
本作は、キャストも決まっている。
それを踏まえて読んでいく。
一応、嵐ファンなので、櫻井翔くんの役はどこだ?
それに関しての感想は後にして、普通に感想。
ある超人的な人が出てくる話は東野作品の典型的なパターンのうちのひとつ。
今回はその男の子(甘粕謙人)と女の子(羽原円華)の話。
超人、人を超える人、エスパーとは微妙に違うのかな、本来、人が持っている脳の力が発達した人。
気象とか、物理的なうごきを予測することができるコンピューターのような人たちが主人公。
その力を彼らがどう使うのか?その物語。
温泉地で起きた硫化水素による死亡事故?事件?
それが別の場所でも起きる。
たまたま調査していた研究者、青江の前に彼と彼女の姿が!
つかみから巧みで、登場人物も十分魅力的、起承転結も鮮やか。
はっきり言って、モンクをつけられない。
つまらないくらい良くできている。(ははっ、ここが問題かも)
登場人物が無駄に多くないので、記憶するのがちょいきつくなったおばちゃんでもするする読める。
映画になることを踏まえて読んで、キャストも分かっているから頭の中で映像も浮かぶ。
最後も、映画になった時の見せ場まで完璧!
キャストも、いいチョイス!
円華役の広瀬すず、甘粕才生役の豊川悦司の演技がみものだなぁ~
で、翔ちゃんの役どころは地質化学専門の大学教授、青江。
原作では主役ではない。
4番目か5番目の役どころ。
それが映画では、主演。
翔ちゃんが演じる青江を通して物語が進むのだろうが、あまり出過ぎないで欲しい。
物語が違うものになってしまいそうだから。
長く嵐ファンをやっていると、原作で主役でもないのに、なぜか嵐の誰かが演じるのに都合の良い人物がドラマや映画で主役になることがある。
『あぁ~あ、いい原作なのに、ぶち壊し。主役でなくても、2番手3番手の役でも充分魅力が出せるのに』と思うことがある。
まっ、原作は映画にするためにあるようなお話なのでいい映画になっていて欲しい。
原作の話に戻るが、甘粕謙人は行方不明のまま、これ、シリーズものになって欲しい。
哀しい遺伝子を持った謙人が強い意志を持った円華の影響で変わって欲しい。
そんな物語を読みたい。

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コメント
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