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「ぼくらはみんな、ここにいる」感想

2016年12月21日 10時13分15秒 | 乱読本感想
「ぼくらはみんな、ここにいる」
2007 中央公論新社
大石 英司

2007年12月04日 23:42
★4
文庫カバーに書いてある・・・この島で充実した合宿生活を送るはずだった彼らを待ち受けていたものは・・・。壮大な運命に立ち向かう少年少女たちを描いた、感動巨編!

っていうのをチラッと見て、「十五少年漂流記」みたいな話なのねと勝手に解釈して・・・読んだら、当然違いまして、タイムスリップものでした。

かつてドラマでやっていた「神はサイコロを振らない」の作者さんだったのですね。
それはドラマしか見てないのですが、何か通ずるところがありましたね。ドラマの最後・・・ふっと消えてしまうところが印象的だったのですが・・・

本書も最後はやはり・・・本書の内容は言ってはいけないと思いますので・・・

「神は・・」は非常に近しい関係の人、親子だったり、兄弟、友達、との結びつきだったり、別れだったりが描かれていましたが、本書はもっと大きな・・・歴史的つながりだったり、宗教的愛情だったりが描かれています。

ただ、物語の広がりが大きいため、たった1冊では物足りないです。個人個人の感情とか、行動、起こった事をもっと深く掘り下げてたくさん書いてほしいです。そうすれば最後はもっともっと感動するでしょうね。

本当の感動巨編をわたしは読みたいです。

いまは感動編くらいです。

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