カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

ラヂオ

2010-06-15 06:52:37 | Weblog
ここ二三年のことだったでしょうか。夜明け頃、なんとなく、ニッポン放送にダイアルを合わせて小倉淳氏のニュース番組を聴くことが私の一日のはじまりでした。明るい朝にふさわしい優しい語り口の、聴いていて心地のいいニュースバラエティー番組だったからです。しかしながら、この番組、来週木曜をもって終了してしまうみたいです。なんでも、ニッポン放送社長交代に伴う番組大改編らしいです。残念でなりません。
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若杉さん

2010-06-13 23:45:28 | Weblog
はやぶさが帰還した夜。教育テレビ『N響アワー』は若杉弘氏指揮NHK交響楽団のマーラー作曲『交響曲第八番』の素晴らしい演奏。ラヂオから流れる音声を頭の隅で聞きながら、『塔』6月号を見たり、『河野裕子歌集』(砂子屋書房)をひらいたりしていました。


二十代後半の河野先生が第二歌集『ひるがほ』のあとがきに書かれていることば、「私自身に至る、ということは、私自身から創(はじ)まる歌をつくるということであり、それを自らに課するということです。」あらためて読むと、ずしりとたしかな重みを感じることばです。


先ほど、どこからかト短調からヘ短調へ転調していくワルツが聞こえてきました。慌ててメモ。


明日は甥っ子二歳の誕生日。伯父さんはいつも元気で幸せでいるようにと祈ることしかできませんが、二歳、嬉しいです。
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大滝さん

2010-06-13 11:51:59 | Weblog
『文藝春秋』七月号に、大滝和子氏の「すきとおる柱に」と付題された七首が掲載されています。そのなかの掉尾の一首。


すきとおる柱に呼ばれいるような満月の夜ふかく息吸う  大滝和子


「すきとおる柱」とは、満月の光がまっすぐに地上に降りてきて、まるで柱がそこに立っているように見えている様子をいっているのでしょうか。その「柱に呼ばれいるような」とは、はるかな太古、なよたけのかぐや姫が月に呼ばれた感覚に近いのかもしれません。

面白い一首だと思います。
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塔6月号

2010-06-12 19:23:25 | Weblog
仕事帰り、昨日の配達時不在通知を持って慶喜公終焉地そばの郵便局へ。荷物を受け取って、小石川植物園の緑なす山を掠めて谷中銀座の弁当屋トーホー。うまい惣菜ゴーヤチャンプルとサラダを購入。次いで池袋リブロ本店にまわり、スタジオジブリのフリー雑誌『熱風』6月号を入手。今月号の特集テーマは〈赤毛のアン〉。帰宅すると、『塔』6月号がポストに届いていました。
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夏めく

2010-06-12 12:31:16 | Weblog
昼休み、今日の空気は夏めいてムシムシしています。

梅雨はいよいよ来週から、と今朝のラヂオの天気予報が伝えていました。

もうすぐ夏。

以前にこんな短歌を詠みました。


あの夏の行方も僕らは知らぬまま汀伝ひに蟹を追ひかけていつた


「あの夏」で始まる有名な短歌作品には次のような作品があります。夏の代表的な短歌です。


あの夏の数かぎりなきそしてまたたつたひとつの表情をせよ  小野茂樹

http://kawano-satoko.com/ja/313/




そういえば。

夏といえばお中元のカルピス。。。(の世代です。)


カルピスウォーターのCM
http://www.calpis.co.jp/cw/


この女の子の笑顔が清清しくて素敵ですね。
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ブライト スター

2010-06-12 10:53:46 | Weblog
 職場によくいらっしゃるO先生から、映画『ブライト スター~いちばん美しい恋の詩(うた)~』パンフレットの一部写し(O先生が執筆された『カンピオン監督のキーツへのオマージュ』の部分)を頂きました。この映画、英国ロマン派の天才的な映像詩人ジョン・キーツを描いた作品で、脚本と監督は名匠ジェーン・カンピオン監督。


「キーツの詩の本当の素晴らしさは黙読するだけではわからない。音読して初めてわかります。弱強、弱強のリズムを刻んでいるので、それを意識しながら声に出して読んでみると面白いですよ」とO先生。

映画『ブライト スター~いちばん美しい恋の詩(うた)~』公式サイト
http://www.brightstar-movie.jp/index.html

 私の近所ですと、以下の三館で上映しているようです。

東京 渋谷 Bunkamura ル・シネマ・6/5~7/16 電話03-3477-9264

東京 銀座 銀座テアトルシネマ・6/5~7/9 電話03-3535-6000

東京 新宿 新宿武蔵野館・6/5~7/2 電話03-3354-5670

 時間が空いたら見に行きたいです。
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ヴィレッジヴァンガード

2010-06-11 04:00:21 | Weblog

高田馬場のヴィレッジヴァンガードという本屋は変わっていていいよ、とかねてから噂には聞いていたもののなかなか訪れるチャンスがありませんでした。一度などは住所でこの辺だろうと当たりをつけて近くまで行ったのに、どういうわけだか店の入り口どころかビルすらも見つけることができなくてとうとう訪ねることができませんでした。探し回って疲れ果てて帰りながら、きみはまだ〈準備〉ができていないから来られなかったんだよ、と店から告げられたようにがっかりしたものです。いったい、ヴィレッジヴァンガードに入れてもらうための〈準備〉とは何なのだろう。〈資格〉とは何なのだろう、とずっと心に引っ掛かっていました。


先週の土曜日、映画『シーサイドモーテル』の帰り、思い立って高田馬場に寄ってヴィレッジヴァンガードを探してみました。すると、かの店はすんなりと私の前に姿を現してくれたのです。

入店し、サクマドロップと柊あおいさんの『耳をすませば』(集英社文庫)を購入。不思議な心持ちで帰宅しました。

いまだに、ヴィレッジヴァンガードを訪ねられる〈資格〉の内容がわかりません。なぜ私は許されたのだろう、不思議だ、と心に引っ掛かっているのです。
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頂きもの

2010-06-09 18:49:34 | Weblog
バタバタ仕事の後、疲れ果てて帰宅すると、思いがけなく我が家のポストに素敵な歌集が二冊届いていました。


苅谷君代さんの第四歌集『初めての〈青〉』(角川書店)。そして、尾崎知子さんの第一歌集『笹鳴り』(青磁社)。


おふたりとも、私が所属している塔短歌会の歌仲間です。歌集のご上梓おめでとうございます。


じっくり楽しみに嬉しく読ませて頂きます。有難うございます。
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SWING

2010-06-09 03:40:40 | Weblog
深夜に開いた小沼純一先生のブログのなかに「音楽雑誌『SWING JOURNAL』休刊」の文字を見て、突然頭のなかでJAZZが鳴りだしました。慌ててペンとノートをごそごそ取り出し、耳を澄ませました。まるでむかしテレビで見た山下洋輔さんのトリオとビッグバンドが合同で演奏するようなイメージ。だが、それを正確に記譜することは私には残念ながら能はず。。


『SWING JOURNAL』休刊、残念です。






渡辺松男氏の歌集『寒気氾濫』より。


暴風雨に錯乱をする竹の叢 一遍らかく踊りしならん  渡辺松男
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気まクラ丼

2010-06-08 06:50:18 | Weblog
NHKFM「気ままにクラシック」の曲名当てクイズ気まクラ丼が楽しいです。先々週から始まって今週が三回目。一回目はヴェルディの『運命の力』序曲。二回目はシベリウスの『フィンランディア』。三回目の今週、たぶんホ短調の有名曲の冒頭(だと思います)。今のところ毎回楽勝です。いつ難易度があがるのかなと楽しみです。
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