カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

あるレクイエムのこと

2006-06-30 23:06:35 | Weblog

 ある「レクイエム」風の音楽に関して、あの曲はいったい何だろうと思う、妙な記憶があります。
 そのメロディ自体は、あれはモーツァルト作曲「ピアノ協奏曲第23番イ長調KV488」の第二楽章Adagio、12小節目から第1ヴァイオリンとクラリネットによって演奏される、優雅で哀切な「ラーーーーソ#ーファ#ーミ#ーファ#ーソ#ード#ーーー・・・~」のメロディだとわかっているのですが、これがどういうわけか、小学生のころの私はずっと「レクイエム」のメロディだと思い込んでいました。少なくとも私の耳の記憶では、それは、教会の聖堂で厳かに演奏されていた「レクイエム」の一節でした。誰の葬儀の風景であったかは分かりません。ファゴット、第2バイオリン、ヴィオラ、チェロ&コントラバスの伴奏に乗せて、男声女声の合唱団があのメロディを「レーーーークィ・ェム・ェ----・・・~」と歌っていました。 ピアノ協奏曲ではなくて、本当に「レクイエム」でした。
 モーツァルトの作品の中にそういった合唱作品があるのかなと思い、CDコーナーなどで時々覘いてみるのですが、わかりません。。。私がいったいそれをどこで耳にしたものなのか、自分でも謎です。

 

 

誰のためともなく唄ひはじめるレクイエム太古のままに譜面もなくて

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