3月に入ってから花粉で鼻水の川ができてます。ソウキです。
みなさんは蓮の花・睡蓮の花の違いをご存知ですか?
蓮は初夏に咲くレンコンの花で、泥沼の中から一本の茎をスッと伸ばし、水面より上に咲く花です。葉は丸く、切れ込みはありません。ふっくらと幅広い花びらです。
睡蓮は、蓮に比べると5~10月までの長い間花を楽しむことができます。深い切り込みが1本入った円形の葉と、水面に浮かぶ花が特徴です。花びらは細長く、先端が尖っています。
今回は、蓮か睡蓮のどちらかの花を選びましたが、素晴らしい画力の為ちゃんとどちらか分かりますよね!?
花には「胡粉」という牡蠣・蛤・ほたて等の白い貝殻を砕いた物を使いました。
ノリ先生の解説で初めて知りましたが、貝殻を10年間も雨や風や直射日光にさらし、不純物を取り除き、それを細かく砕いて作る絵具とは、気が遠くなります。(胡粉についての詳しい記述は、帆花先生のブログをご覧ください。)
真っ白でもなく濁ってもいない不思議な白ですが、このような色を『こっくりとした自然の白さ』と表現するのか!と帆花先生のブログから知りました。日本画は初めて知る事だらけです。
パワフルで豪快だけども華麗、もしくは繊細で上品だけども生命力に満ち溢れている、子どもたちの描く蓮・睡蓮の花にピッタリですね!
ぜひぜひ一味違った「白色」を楽しんでください!