石山 アクリル
免許取るのに必死です一平です！本日は水曜クラスの石山さんの作品をご紹介します！
ファッション雑誌のモデルさんの写真を参考にしながら制作したこちらの作品、色鮮やかなロッカーに挟まれた道の真ん中を青年が颯爽と歩いています。これから誰かと待ち合わせなのか、学校に向かっているのか、春の訪れを感じる爽やかな色味で綺麗です。こんなにもビビッドなロッカーに挟まれているのにもかかわらず、その色味に青年が負けずに絵の主人公になれているのは石山さんの描写力があってこそです。
また、描こうと思うと難しい少し急なパースや、青年の服のシワ、ロッカーのような鮮やかな物を鮮やかさを失わせずに立体感をつける事、反対に天井のようなペールトーンな部分のまとめ方など全てが繊細で素晴らしいです！
こちらに歩いてくる体の自然な動きも違和感なく伝わってきて、観察力の高さが分かります。石山さんを苦しめていた青年の表情もなんだか希望に満ちたとても良い表情です！画面のなかの鮮やかな色とそうではない抑え目な色のバランスがとても良く、雑誌の挿絵や編集社のオフィスなどに飾ってありそうなお洒落な一枚に仕上がっています。
デッサン力や観察力は付いてきたような気がするけどどんな色の合わせ方が綺麗なのかはまだよく分からない…という方は雑誌などのお気に入りのページや、この色いいなと思うページを模写してみたり、その色彩を真似してみるのも１つの手です！
