晴れ時々スターウォッチング

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衛星落下予報 赤外線天文衛星「あかり(ASTRO-F)」

2023年04月09日 | 宇宙開発
AEROSPACEに日本の赤外線天文衛星「あかり」の落下情報が掲載されました~。

「あかり(ASTRO-F)」は2006年2月22日にM-Vロケット8号機によって内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられた日本初の赤外線天文衛星です。衛星本体の寸法は 1.9m x 1.9m x 3.7m ですが太陽電池展開幅は 5.5m ほどあります。衛星の中には有効口径68.5cmの反射鏡があります。

 2011年11月24日の運用終了から約12年での大気圏再突入となります。


 落下予報範囲内で仙台上空を通過するのは下記の3回ですが、2回は昼間の通過で4月11日の夜間の通過も地球の影を通るので残念ながら可視通過は一度もありません。


 夜間通過時のイベントデータ及び通過図・地上軌跡は下記のとおり…



 上記通過は落下予報中央時刻の約3時間前(地球2周前)なので落下が早まれば大気圏突入の様子が見られるということになりますが、はたしてどうでしょうか?

 天気が良かったらウオッチングしてみることにしましょう。



 4月15日追記:「あかり」(ASTRO-F)大気圏再突入について 
「あかり」(ASTRO-F)は2023年4月11日に大気圏に再突入したようです。

 今回はISASからもコメントが出ていました。