晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

7月30日のISS

2022年08月07日 | ISS(国際宇宙ステーション)
 7/30に撮影したISS拡大撮影記録で~す。

 前回の拡大撮影は6/26だったので、実に1か月ぶりの拡大撮影です。6月29日の梅雨明け後にこんなに天候不順が続くとは…まったく思っていませんでした。 空梅雨だったので帳尻合わせで秋の長雨が続くかな~とは思っていましたが、まさかの梅雨前線シーズン2が来るとは最近の天気は異常すぎます。

直距離516km、最大仰角53°、-3.4等級のISS(photo

 さて、今回のイベントは直距離が516kmで最大仰角は約50°、しかも北天を通過する宵の口のパスなので、フツーだったら撮影はパスかな…と思うイベントですが、拡大撮影に飢えていたので気合いを入れて撮影しました。(笑)


 久々に撮影できたと言っても当日は朝から晴れていたわけではなく、下記データを見て分かるように直前までは曇り→薄曇りで、撮影時は晴れマークですが雲量は3です。視程は15kmで(ベストは40kmなので)透明度はかなり悪い状態でした。

 ただひとつ期待できる条件としては、地上から250hPaまでの気流がwindy予測ですべて10m/s以下になっていたので、ここに賭けて撮影をしたのですが結果としては透明度の悪さと距離の遠さで解像度の高い画像は撮れずじまいでした。今回のシステムはPowermate2× を装着したいつものカラー撮影モードで、シャッターは0.838ms、GAINは300(50%)、カメラはASI290MCです。

 撮り始めから影に入るまでの様子はこんな感じでした。(gif
 

 一番解像度が高かった部分のループgifアニメです。(gif


 で、画像処理はいつものように数枚コンポジットとRGB分解→再合成などをトライアンドエラーで繰り返してみました。今回の動画からはこれが限界かな…と思います。

前方にドッキングしているのは、カーゴドラゴン(CRS-25)です(photo

カーゴドラゴン(CRS-25)は8月18日にアンドックする予定になってます。

一番後ろにドッキングしているソユーズはプログレス81のようです。(photo


最大仰角を過ぎると順光となるので太陽電池パドルが見えるようになります。(photo


週間天気予報をみるとこの先も晴天は望めそうにないので次回は9月になってからでしょうかね~。