晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

春の大三角

2007年04月09日 | 系外銀河
昨日から雷が鳴ったり雹が降ったりと
不安定な天気が続いていましたが
今日の夜になってやっと晴れました。

水蒸気が多いのか透明度はいまいちですが
春の星座をウオッチングしてみました。


夜半過ぎには南の空で「春の大三角」が輝いています。
アルクトゥールスはうしかい座の1等星
スピカはおとめ座の1等星
デネボラはしし座の2等星です。

アルクトゥールスはやや赤い色をしています。

↑望遠鏡で見るとこのような色に見えます。

このアルクトゥールスの少し北のところに
球状星団M3があります。球状星団は銀河系ができたころに
形成されたもので星の化石とも言われています。

2007.4.9 20:59 SE200N NIKON D50 直焦点 ISO800 27sec

M3は約4万5000個もの恒星がぎっしり詰まった巨大球状星団で
明るさは6.9等星もあります。地球から3万2200光年先にあるので
3万2200年前の光を今見ていることになります。

このほかにも春の星座には系外銀河がたっぷり見えて
見所満載です。しし座の足元にある「トリオ銀河」が
有名ですので試しに写真を撮ってみました。

2007.4.9 21:23 SE200N NIKON D50 直焦点 ISO800 49sec

仙台の光害の空ではやっと3つの銀河の位置がわかる程度ですね。
春の星座にはほかにも銀河がたくさん見えるので晴れたらまた
紹介していきましょう。