本格的な雨で裾を濡らし肩口を濡らして出勤してきた。雨災害の人に比べれば何のことはないのだが、高齢者には辛いことだ。思えば雨の日も風の日も二十年の長きにわたって、朝の七時四十五分には医院の鍵を開けてきた。女房を叩き起こして送らせればいいじゃんと言う声が聞こえる気もするが、自分にはマゾ気があるのか何のこれしきと歩いてしまう。それでこぼしていては世話はない。
九州では洪水の被害が出ている。生活が破壊され自分には何もできないが、本当にお気の毒と同情する。どうも油が漏れ出たらしいがなんで事前に防げないのだろうかと思ってしまう。想定外とは思えない。災害が出ると人災ばかりは言い過ぎとしても、防備が不十分なことが多い。防災は病気と同じ事前に防ぐのが一番、小火のうちに消し止めるのが最善だ。これだけ気象予報が正確になったのだから、それが十分生かせない原因を学者と政府は探ってほしい。