駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

負けたダルビッシュ

2017年11月03日 | スポーツ

          

 残念だが、ドジャーズのダルビッシュが負けた。勝利の女神はアウトロズに微笑み、アストロズがMLBワールドシリーズを初制覇した。

 七番勝負は短期決戦でレギュラーシーズンとは違う力と戦略が必要とされる。圧倒的なリーグ優勝を遂げたドジャーズも及ばなかった。厳しいけれどもダルビッシュの責任は大きい。というのは野球の勝負では投手力が大きくものを言うからだ。勝負の七割近くが投手力で決すると言っても過言ではないと思う。

 ダルビッシュは力と運が足りなかった。チャンスはあと一度だけだろう。MLBは厳しい世界で結果が出なければ使われなくなる。何が足りなかったか、今は映像の記録があるから詳細な検討が可能だと思う。それをどう修正していくか、未だ衰える年齢ではないので、ポストシーズンの課題だ。

 唯一私でもはっきり指摘できるのは、本番で力が出せる精神力?を身に付ける必要があることだ。ピッチャーインザホールになった時に、きちんと平生の力が出せることが一番重要なのだ。勿論、ピッチャーインザホールにならないように配球してゆくことが第一だけれども、ピンチは必ず訪れる、その時それをどう凌ぐかが短期勝負の実力と運なのだ。第七戦、ダルビッシュには精神的な動揺があったと見ている。

 精神力というのは何だろう。根性とは違う。計算力とも違う。脳力なのは確かだが。

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