駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

隠れている好景気

2017年11月23日 | 世の中

    

 トンボ帰りではあるが、女房の好きな百万都市に出かけてきた。大きなデパートがいくつもある都会に出ると、ひょっとして景気は悪くないのではと感じてしまう。

 しばしば格差社会という言葉が使われる(格差が拡大して遺憾という意味合いで使われることが多い)。本当に日本の格差が大きいものかどうか疑わしいが、同質志向で平均回帰の圧力が掛かる日本では、現在程度の格差も大きく感じられるのだろう。まして拡大傾向があるので一層問題になると思われる。

 格差は個人間だけでなく地域間でも大きいのではと肌で感じた。自分には理解できないがどうしてブランド製品はびっくりするほど高いのだろう。並の十倍はする。しかもわざわざブランド名が入っている。私はブランド名の入った持ち物や衣類を身に付ける勇気はない。

 そうした店がワンフロアーを占め、そこそこお客が居る世界があるとすれば、表に現れにくい経済的に恵まれた人達が居ると思われる。タックスヘイブンの文書が明らかにされ、やっぱりというか思わぬ人の名が取りざたされているが、秘書が秘書がと同じで私は知らない経理担当がと言い逃れるのは許せないなあ。ここは税務署を応援して税金逃れを厳しく取り締まって頂きたい。

 どうも全体の景気はさほど悪くないらしい。それは都会に出るとわかる。唯、アメリカほどではないが富と収入が偏在し、一般人に好景気感は無くて将来不安があるのが今の日本の現状のようだ。

コメント (2)
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