駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

サヨナラ イエレン

2017年11月06日 | 政治経済

   

 FRBの議長がイエレン からパウエルに代わる。イエレンさんには親しみを感じていたので居なくなると寂しい。トランプ大統領はさしたる落ち度がなくてもオバマの任命した人物は気に入らないようだ。何を根拠にと聞かれれば、今までの観察結果からですよとお答えしたい。勿論、他にも色々な理由があると思うが、異例の短期の交代には反オバマがあるのは確かだと思う。

  安倍首相はプロの松山を招き、トランプ大統領をゴルフで接待し親密さをアッピールした。実際に二人は肝胆相照らす仲のように見える。おそらく気質的に似ているところがあるからだろう。そう見ているマスコミ人は多いらしいが、はっきりと口にする人は少ない。批判的な人や国に対する敵愾心の強いところが似ているとは言いにくいのだろう。

 核兵器で脅す北朝鮮に圧力を掛ける必要があることには右から左まで殆どの政治家が同意している所だが、先に何を目指すかには違いがあるようだ。当事者の日米首脳は秘密事項なのか目指すものをはっきりとは言わずもっと圧力をと繰り返すばかりでわかりにくい。テーブルの上にはすべての選択肢があると言明するのがビジネス感覚から来ているとすれば、間違いが起こる心配もあり危惧している。金で済む話ではなく血が流れる話なので、脅し合いから偶発事故が起きないように、安倍首相から釘を刺して欲しいというのが世界各国の首相の意向のようだが、どのように理解されているのかよく分からない。

 政治経済と一口にいうけれども、素人ながら政治と経済は密接な関係はあっても別ものと思う。経済的に政治を運営しようとするトランプ大統領をどう扱うか、手をこまねく首脳が多い中、特別な仲を自負する安倍首相がどのような影響力を発揮し良い交渉結果をもたらせるか世界が注目している。二国間だけのものであれば失望もあるだろし、日本の評価も下がるかもしれない。

  はてさてトランプ大統領はハンバーガーにケッチャップが大好物のようだが、日本製のケッチャップ(まさかハインツは使わなかっただろうね)も悪くないと味わっていただけただろうか。

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