駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

東京走り書き

2017年04月02日 | 

    

 帰りの新幹線に品川駅から乗った。品川駅は好きだが遺憾ながら品川駅には旨い店はない。東京の所謂旨い店は日曜休みが多く、地方からの上京者には不便だ。飲食店数は私の住む街の百倍くらいありそうだが、美味しさにはさほどの差はなくせいぜい二倍程度に感じる。尤も、これは私の限られた経験による評価だし、美味しさを数字で表すのは難しいので、全くの印象に過ぎない。ただバラエティは二倍どころではなく二十倍くらいありそうだ。

 しかしまあ、いつ行っても東京の都心は高層ビルが林立し、バスではなく網の目のように張り巡らされた電車で移動するほど広いのに、何だかたくさん人が居て(外国人も多く理解できない言葉が飛び交っている)田舎者は目が回る。これぞ大都会を体感した。唯、雑踏ばかりかというとそうではなく、緑は多く一寸した公園や街角で桜が七分くらいか見事に咲いていた。キチンと人の手が入っている感じで、野放図に巨大化した街とは違う。

 築地市場移転で東京都は揺れているが、これほど大きな街をどうやってお守りすればよいのか、小池知事も大変だなあと同情しながら帰ってきたことだ。

コメント
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