駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

それってどういう意味

2015年01月23日 | 政治経済

                  

 イスラム国誘拐身代金要求に安倍首相は総力を挙げて対応するよう指示を出したと報じられている。

 「ああそうか」とも「おおなるほど」とも思わない。

 それってどういう意味と聞きたくなる。様々な意見に対応しての表現と思うが、具体的にはどのようにどこまでやれという指示なのだろうか。

 鋭意とか可及的速やかにとか最善をとかいう言葉はいつも楯や煙幕に使われてきた。忘れっぽい日本人には有効でも、忘れない海外の人達にはどうだろう。それに時間は極めて限られている。

 救出に全力と二百億を用意しているのだろうか。それとも全力を挙げて安倍内閣の威信が傷つかない方策を探っているのだろうか。まさか走り回るだけで形の対応しか出来ないということではないだろうな。

 危険は覚悟の上の行動、自己責任だから、悪いがテロとの取引には応じない。というのも一つの考えだろうし、金で済むなら二百億はベラボーだが喩え無謀な人達でも日本人の命は救わねば払おう。というのも一つの考えだろう。

 世界の現実の空気に晒されて、異質の危機にどう対応するか。世界が注視している。日本人に通じるかもしれない振りは通じない。

コメント
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