駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

フランスデモに首脳五十人が参加

2015年01月13日 | 町医者診言

                  

 フランスで新聞社襲撃テロに対して犠牲者の追悼とテロへの抗議の大規模なデモが行われ、百万人以上の人が参加した。ドイツのメルケル首相イギリスのキャメロン首相ヨルダンのアブドラ国王パレスチナのアッバス議長そしてイスラエルのネタにエフ首相など五十カ国の首脳も参加したと報じられている。

 言論へのテロがこれだけのデモを引き起こした。日本政府も型通りの弔意と遺憾の意を表したようだが、今の日本にこれだけの言論の自由を守ろうとする気概があるだろうかとも感じた。そして本当に言論の自由が守られているだろうかと、考えさせられた。私の杞憂であればよいのだが、ネットで検索したら短絡的で矮小化した書き込みが多く驚いた。粗い暴力こそないようだが、異なる意見に対する抑圧や弱者への卑劣な攻撃は国後に落ちなくなっているのではと思う。

 わかり合うことはできなくても異なる意見を尊重し、耳を傾ける姿勢がなくては争いを避けることは難しい。七十年の不戦を続けるために、言論の自由は何としても守って行きたい。

コメント (4)
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